アムピトリーテー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 23:49 UTC 版)
アムピトリーテー(古希: Ἀμφιτρίτη, Amphitrītē)は、ギリシア神話の海神ポセイドーンの妃で海の女王である[1][2]。アンフィトリーテー、長母音を省略してアムピトリテ、アンピトリテ、アンフィトリテとも表記される。名前の意味は「大地を取り巻く第三のもの」、即ち海をあらわす。聖獣はイルカで、象徴は冠、ヴェール、王笏。
注釈
- ^ パウサニアス(1巻17・3)によると、ミーノースの指輪と黄金の冠を授けたことになっている。
脚注
- ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』29頁。
- ^ 呉茂一『ギリシア神話 上巻』新潮社、1956年、234頁。
- ^ ヘーシオドス『神統記』243行。
- ^ アポロドーロス、1巻2・7。
- ^ a b ヘーシオドス『神統記』930行-933行。
- ^ a b アポロドーロス、1巻4・6。
- ^ アポロドーロス、3巻15・4。
- ^ ロバート・グレーヴス『ギリシア神話 上巻』紀伊国屋書店、1973年、16章1。
- ^ フェリックス・ギラン『ギリシア神話』、150頁。
- ^ 『オデュッセイア』12巻60。
- ^ 『オデュッセイア』5巻422、12巻97。
- ^ 『オデュッセイア』3巻91。
- ^ ヘーシオドス『神統記』252行-254行。
- ^ 『ホメーロス風讃歌』第3歌「アポローン讃歌」94。
- ^ 『オデュッセイア』3巻91に対する古註(カール・ケレーニイ『ギリシアの神話 神々の時代』p.232)。
- ^ シブサワ・コウ『爆笑ギリシア神話』光栄。
- ^ エラトステネス、31話。
- ^ オッピアノス『漁夫訓』1巻386行-393行。
- ^ マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル 『ギリシア・ローマ神話事典』 大修館書店
- ^ カール・ケレーニイ『ギリシアの神話 神々の時代』p.224、231、232。
- ^ フェリックス・ギラン『ギリシア神話』、151頁。
- ^ バッキュリデース、第17歌。
- 1 アムピトリーテーとは
- 2 アムピトリーテーの概要
- 3 参考文献
固有名詞の分類
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