その他の輸送シグナルペプチド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 00:50 UTC 版)
「シグナルペプチド」の記事における「その他の輸送シグナルペプチド」の解説
核局在シグナル(Nuclear localization signal:NLS)はタンパク質を、核膜孔を通して核内へ移行させる配列である。ペプチド鎖の内部にあり、塩基性アミノ酸からなる。またさらに核内の核小体へ局在化させるシグナルとして核小体局在シグナル(Nucleolar localization signal:NoLSまたはNOS)があり、逆に核内から核外への核外移行シグナル(Nuclear exporting signal:NES)も明らかにされている。 ミトコンドリアのマトリックスへのシグナルペプチド(Mitochondrial targeting signal:MTS)は、2-3個の疎水性アミノ酸と塩基性アミノ酸が交互に現れるパターンからなる。 ペルオキシソームへのシグナルペプチドには2つのタイプがあり、PTS(Peroxisomal targeting signal)と呼ばれる。PTS1はC-末端の3アミノ酸からなる。PTS2は9アミノ酸からなり、多くはN-末端近くにある。
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