しろしめす

実用日本語表現辞典

知ろしめす

読み方：しろしめす
別表記：知ろし食す、知ろし召す

きわめて身分の高い貴人の「知る」こと、または「統治する」こと、を意味する尊敬語。

（2021年5月31日更新）

デジタル大辞泉

しろし‐め・す【知ろしめす】

読み方：しろしめす

［動サ四］《「しらしめす」の音変化で、平安時代以降の語》「知る」の尊敬語。

１ 知っていらっしゃる。おわかりでいらっしゃる。

「故按察大納言は、世になくて久しくなり侍りぬれば、え—・さじかし」〈源・若紫〉

２ お治めになる。

「すべらぎの、天の下—・すこと」〈古今・仮名序〉

３ 管理なさる。お世話なさる。

「さらに—・すべきこととは、いかでか空にさとり侍らむ」〈源・夢浮橋〉

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「しろしめす」の例文・使い方・用例・文例

• 天下をしろしめす