しぜんかんきょうほぜんちいき

デジタル大辞泉

しぜんかんきょう‐ほぜんちいき〔シゼンクワンキヤウホゼンチヰキ〕【自然環境保全地域】

読み方：しぜんかんきょうほぜんちいき

植生・地形・地質など優れた自然環境を維持している、原生自然環境保全地域以外の区域で、自然環境の保全が必要と認められる地域。自然環境保全法に基づいて環境大臣が指定する。→都道府県自然環境保全地域 →沖合海底自然環境保全地域

[補説] 大平山(おおひらやま)（北海道）、白神山地（青森・秋田）、和賀岳(わがだけ)（岩手）、早池峰(はやちね)（岩手）、大佐飛山(おおさびやま)（栃木）、利根川源流部（群馬）、笹ヶ峰（愛媛・高知）、白髪岳（熊本）、稲尾岳（鹿児島）、崎山湾・網取湾（沖縄）の10地域が指定されている。

環境アセスメント用語集

自然環境保全地域 (しぜんかんきょうほぜんちいき)

　自然環境保全法または都道府県自然環境保全条例に基づき、野生生物の生息地、高山性植生、亜高山性植生、優れた天然林等のうち、自然環境を保全することが特に必要な地域として指定された地域。自然環境保全地域は、特別地区（海域は海中特別地区)と普通地区に分けられる。特別地区においては工作物の新築など自然環境の保全に支障を及ぼすおそれのある行為を行う際には許可が必要とされ、普通地区でも一定の行為については届出が必要である。