かぶん

実用日本語表現辞典

寡聞

読み方：かぶん

物事を見聞きすることが少なく、見識に乏しいさま。物事に疎いさま。「小生、寡聞にして存じません」などの言い回しでよく用いられる。

（2011年11月19日更新）

デジタル大辞泉

か‐ぶん【下聞】

読み方：かぶん

目下の者に物事をたずねること。下問(かもん)。

「我何ぞ—を恥じん」〈浄・傾城酒呑童子〉

か‐ぶん【可分】

読み方：かぶん

分割できること。

か‐ぶん〔クワ‐〕【寡聞】

読み方：かぶん

見聞が狭く浅いこと。謙遜していうときの語。「—にして存じません」

か‐ぶん〔クワ‐〕【過分】

読み方：かぶん

［名・形動］

１ 分に過ぎた扱いを受けること。また、そのさま。多く、謙遜しながら感謝を表す場合に用いる。「—な（の）頂き物をする」

２ 態度や振る舞いが、分際をわきまえないこと。また、そのさま。身分不相応。「—な望みをいだく」

「父子ともに—の振る舞ひすると見しに合はせて」〈平家・二〉

３ 程度や限度を超えていること。また、そのさま。

「やせ衰へたる牛などを安々と買ひとって…—に売り」〈虎明狂・牛博労〉

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

かぶん

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 01:43 UTC 版)

同音異義語

かぶん

• 【寡聞】聞くことが少なく、見識が狭いこと。
• 【過分】物事や身分が限度や標準を越えて、それ以上であること。
• 【下聞】目下の者に物事を尋ねること。
• 【可分】価値をそこなわずに、分割が可能であること。