三省堂 大辞林 |
おなつせいじゅうろう ―せいじふらう 【お夏清十郎】
1661年頃、姫路の旅宿但馬(たじま)屋の娘お夏と手代清十郎が駆け落ちしたが捕らえられ、清十郎は店の金の紛失の疑いをうけて処刑され、お夏は発狂したという巷説(こうせつ)。井原西鶴の「好色五人女」(第一話)、近松門左衛門の「五十年忌歌念仏」などに脚色された。
映画情報 |
お夏清十郎
| 原題: | |
| 製作国: | 日本 |
| 製作年: | 1946 |
| 配給: |
| スタッフ | |
| 監督: | 木村恵吾 キムラケイゴ |
| 脚本: | 八尋不二 ヤヒロフジ |
| 撮影: | 牧田行正 マキタユキマサ |
| 音楽: | 大沢寿人 オオサワヒサト |
| 録音: | 加瀬久 カセヒサシ |
| キャスト(役名) |
| 市川右太衛門 イチカワウタエモン (清十郎) |
| 南部章三 ナンブショウゾウ (但馬屋九右衛門) |
| 香川良介 カガワリョウスケ (丈左衛門) |
| 猿若三吾 (伊助) |
| 島田照夫 シマダテルオ (与吉) |
| 久原亥之典 (長松) |
| 嵐徳三郎 アラシトクサブロウ (治兵衛) |
| 葉山富之輔 ハヤマトミノスケ (惣右衛門) |
| 葛木香一 カツラギコウイチ (源右衛門) |
| 原聖四郎 ハラセイシロウ (山田源吾) |
| 小川隆 オガワタカシ (神崎兵庫) |
| 上田寛 ウエダヒロシ (飛脚金八) |
| 尾上栄二郎 オノエエイジロウ (那波屋甚太郎) |
| 高峰三枝子 タカミネミエコ (お夏) |
| 江原良子 (むら) |
| 橘公子 タチバナキミコ (お玉) |
| 常盤操子 トキワミサコ (おゆら) |
| 高木峰子 タカギミネコ (とよ) |
| 小林叶江 コバヤシカナエ (よし) |
| 仲上小夜子 ナカガミサヨコ (かめ) |
| 解説 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| 泰平の喜びも長閑な元禄の頃、春爛漫と花ざかり、花見客のさんざめく賑わいもよそに、ここ米問屋但馬屋の手代清十郎が、泣いて彼を口説く但馬屋のお夏を慰めていた。その頃名うての但馬屋も、ちょっとした手違いから破産に頻していた。その窮境を救うためには、今、日の出の勢いの回船問屋那波屋の道楽息子の甚太郎が、お夏に懸想し、但馬屋の番頭頭丈左衛門をそそのかしてお夏を嫁にくれれば援助を惜しまぬという申し入れに承諾するよりほかにない但馬屋九右衛門だった。そしていよいよその婚礼の日が近づいているのだった。清十郎は既に数多の女達との情事に飽き果て、戯れの恋はすまじと心に誓っていた。「のう清十郎、女は所詮弱いもの、頼む支柱がのうてはかなわぬのじゃ、那波屋から逃れるためにはこのわしを連れて逃げて下され家のため暖簾のため捨てるにはこの若い生命が痛ましいとは思いやらぬか、のう清十郎」処女の羞じらいも居て、一途に思いつめたお夏の心からの告白に清十郎はかってない胸のときめきを感じた。お夏の切なく縋る姿に真の「女のまごころ」と情熱を見出してともすれば惹かれそうにもなるのであった。だがお夏は主家の娘である。自分の地位がどんなところにあるかを瞬間思って理性が抑えるのである。しかしなおもひたむきに激しく迫るお夏の情熱にさすがの清十郎もついにほだされ意を固めるのだった。もうそこには外の喧燥も、ざわめきもないただ二人の愛の世界があるのみだった。そして二人は婚礼の前夜、大阪に向かって互いに手を取り出奔したのである。その夜二人は初めて相擁した。しかし追手は直ぐ差し向けられ二人は捕らえられた。はかない一夜の自由であり幸福であった。かくて二人は引き離されお夏は座敷牢に、清十郎は奉行所に引き立てられて、礫にされることになった。それを街を流れる唄で知ったお夏の胸は、張り裂けるようだった。 |
歌舞伎・浄瑠璃外題辞典 |
ウィキペディア |
お夏清十郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/01 13:13 UTC 版)
『お夏清十郎』(おなつ せいじゅうろう)は、寛文2年 (1662) に播州姫路で実際に起きた駆落ち事件を題材にした一連の文芸作品の通称・総称。[続きの解説]
「お夏清十郎」の続きの解説一覧
- 1 お夏清十郎とは
- 2 お夏清十郎の概要
お夏清十郎と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
お夏清十郎に関係した商品
- お夏清十郎【中古】afbブックセンターいとう
- お夏清十郎【中古】afbブックセンターいとう
- お夏清十郎【中古】afbブックセンターいとう
お夏清十郎のページへのリンク