『最後から二番目の男』
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「最後の戦い」の記事における「『最後から二番目の男』」の解説
この頃までに、ベッソンは自身の長編デビュー作として『サブウェイ』の構想をおおよそかためていた。ベッソンの作成した脚本第一稿をジョリヴェと共同で修正し、さらに別のシナリオライターによる修正を経て脚本の完成にこぎつけていた。しかし予算確保の問題があり、『サブウェイ』を棚上げして、短編を作ることにした。これが『最後の戦い』の原型となる『最後から二番目の男』(原題:L'avant Dernier)である。 『最後から二番目の男』の撮影は35ミリフイルム・シネスコサイズで行い、8分の短編に仕上げた。台詞はなく、音楽はエリック・セラがつけた。主演はピエール・ジョリヴェとジャン・レノである。その内容は、偏屈な男性医師(ピエール・ジョリヴェ)が、壊滅した世界で唯一生き残った女性を、乱暴者(ジャン・レノ)から守るため、監禁している、というものだった。完成した作品をアボリアッツ国際ファンタスティック映画祭短編部門に上梓したものの、何の賞も得られなかった。 この『最後から二番目の男』を長編化したのが『最後の戦い』である。
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