OneShot
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/25 08:22 UTC 版)
評価
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レビュー集積サイトのMetacriticには9本のレビューが掲載されており、それらのレビューは主に肯定的なものが多い[27]。Rock, Paper, Shotgunの著作家であるジョン・ウォーカーは、「全く魅力的で、楽しく書かれており、そして極めて巧妙だ」と述べており[3]、COGconnectedのルイ・ストーはゲームが「まったく予想外で不思議」と表現している[6]。New Game Networkのチャーリー・ニコルソンは、ゲームを『Undertale』や『Pony Island』と肯定的に比較しており、「必ずしも『革命的』ではないが、ますます流行している『メタゲーム』へのアプローチの仕方が大きく違っている。」と述べている[5]。
また複数のレビューアーは、ゲームのメタフィクションの側面を賞賛している。ウォーカーは、「ゲームでできるとは知らなかったことが、自分のPCでできる。」と述べている[3]。ニコルソンは、プレイヤーとゲームの間にある壁を破る方法を賞賛し、「ニコのウェブカメラを、青いタッキングに期待する」という誘惑に駆られたと述べている[5]。アドベンチャーゲームのレビューアーであるパスカル・テイカラもこの相互作用を賞賛しているが、一部のプレイヤーはコンピュータへの干渉を嫌う可能性があると指摘している[28]。ストーはパズルを解くためのアイテムの組み合わせの分かりづらさを批判しているが、その問題に当てはまるパズルは1つか2つだけで大きな問題ではないとも述べている[6]。
Hardcore Gamerのレビューアーであるスペンサー・ラトリッジは「『OneShot』は自然に感情を伝えてくる」と述べ、ゲームのストーリーを賞賛している[13]。ウォーカーは、キャラクターとのやりとりに「短いが、何十ものやりとりは全て読む価値があり、それらのほとんどにプレイヤーを笑顔にする瞬間がある。」と述べている[3]。ニコルソンとストーの両者はニコの特徴を賞賛しており、ストーはゲームをプレイしている間、「ニコが本当にキャラクター達を助けたかったのだろう」と主張している[6]。反対意見として、ニコルソンは他のメタフィクションゲームに比べて深みがないと主張し、キャストが欠けていることとニコとの距離が離れすぎていると見なしている[5]。
アートディレクションも概ね好評を博している。ロブソンは、『Undertale』のビジュアルデザインとピクセルアートが平凡なクオリティなのに対し、『OneShot』はキャラクターと環境が明瞭だと述べている[17]。ニコルソンとラトレッジもその芸術性を賞賛し、前者は物語の重々しい調子を反映している点を評価している[5][13]。テイカラはテーマの配色が面白いと感じたが、ゲームの環境の多くが不必要に単純で、全体的な方向性があまりにも控えめであると主張している[28]。GameGrinのロブソン・ベンは、ゲームを複数回再開できるようになったことがテーマから外れていると主張し、オリジナル版の「一度きり(One shot)」という性質が損なわれたと批判している[17]。
ラトリッジは、「『OneShot』は大抵が夢のように見えることもあり、ゲームの視覚的な手掛かりとマッチする世界のサウンドがこの感覚を十分に伝えている。」と述べている[13]。ロブソンはゲームの音楽性に否定的で、「幾つか良いものはあったが、残りのものははるかに記憶に残るものがなく、自分が本当に目立ったと言える曲はなかった。」と述べている[17]。
2017年、『OneShot』はゴールデンジョイスティックアワードの「PCゲームオブザイヤー」カテゴリーにノミネートされた[29]。
ワンショット
(OneShot から転送)
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ワンショット (One shot)
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