My Merry Maybe 前作との関わり

My Merry Maybe

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 08:43 UTC 版)

前作との関わり

前作『My Merry May』に登場した人物の一部が本作にも登場しているが、これはプレイヤーを錯覚させるトリックとも言うべき設定によるものであり、その真相は各ヒロインのシナリオをクリアすることで次第に明らかになる。

本作は前作『My Merry May』から43年後の設定。甲種人型生命体「レプリス」の技術は大きく進歩し、人工衛星を利用しての、世界各地で稼働しているレプリスを管理する体制が整えられている。「My Merry May with be」の新シナリオにおいて、前作の主人公である渡良瀬恭介の素性をほのめかす描写があり、書籍「マイ・メリー・メイビー・マテリアルコレクション」では明確に示されている。前作のヒロインの一人「結城みさお」の父「結城道夫」は渡良瀬恭一(わたらせ きょういち)と共にレプリスの研究に携わっていたが、対立の末に袂を分かち、道夫は日本で「結城コーポレーション」を、恭一はアメリカに渡り「タイレル・バイオ・コーポレーション」を設立し、それぞれが独自にレプリスの研究、開発を続けた。

前作の主人公であった渡良瀬恭介の父「渡良瀬恭一」はレプリスの研究者である。彼が研究過程で設計したレプリスには、このような特徴があった。

  • 肌の色が白く、瞳は赤い。
  • 試作モデルの中には構造的に人間のデッドコピーに近く、生殖機能を持つものが存在した(本作の時代で一般に流通しているレプリスは、性交渉は出来るが妊娠、出産は出来ず、モデルによっては完全に削除されている可能性もある)。

恭一が初めて試作したレプリスは女性型であり、恭介はこのレプリスと恭一の間に生まれた子供である。彼女は恭介を産んだ後程なくして亡くなっており、その後恭介の母親代わりとして別の女性型レプリスを製作したが彼女も恭介が四歳の時に死んでしまったため、恭介の兄代わりとして、寿命の問題を改善した男性型レプリスを製作した。その彼こそが、前作では恭介の兄として登場し本作では車椅子の老人として登場する、渡良瀬恭平その人である。そして、本作で彼の名を名乗り付き従う若い男は、老いた恭平が実務を代行させるべく若かりし日の自分に似せて創らせたレプリスである。


  1. ^ a b c PSP版『My Merry with be』限定版ブックレット pp.30 - 31


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