ASUKA (雑誌)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 12:58 UTC 版)
概要
創刊号は1985年8月号(6月発売)。ローマ字表記はかつてはASUKAだったが、Asukaになり、隔月刊としてリニューアル後はASUKAになった。表紙には、『Asuka』の上部に「月刊あすか」と記載されていた。少女漫画雑誌ではあるが、漫画面では『少年エース』と同等で、少女漫画で主流の恋愛漫画は皆無である。森永あいの『山田太郎ものがたり』、杉崎ゆきるの『D・N・ANGEL』、小田切ほたるの『裏切りは僕の名前を知っている』、原作:吉田直、絵:九条キヨ、キャラクター原案:THORES柴本の『トリニティ・ブラッド』などが連載されている。『月刊Asuka』に掲載され単行本化される作品は『あすかコミックス』レーベルにおいて刊行されている。増刊誌として『別冊あすか』などがある。『月刊Asuka』独自の漫画賞として『Asuka新人漫画賞』が190回以上続いていたが、2009年より角川書店が発行する漫画雑誌5誌合同の『角川漫画新人賞』に統合された。2009年10月の『ビーンズエース』の廃刊に伴い一部作品が、2012年10月に休刊した『アルティマエース』から一部作品が、2013年10月に休刊した『コミック怪』から一部作品が移籍してきた。Webマンガ誌『コミックNewtype』が創刊され一部作品が移籍していった。
2018年4月から2019年2月にかけて、あすか編集部並びにKADOKAWAの漫画誌『ハルタ』『電撃マオウ』の漫画編集者が有志で作成した小冊子『青騎士』が全6号で付属[2]。Asuka掲載作家による新作も掲載された。この『青騎士』は後に隔月刊の独立誌となり、2021年4月20日に刊行を開始している[3]。
現在の掲載作品
2024年7月号現在
- KATANA(かまたきみこ)[4]
- 金魚屋さんのかりそめ夫婦(天倉ふゆ)
- 月華国奇医伝(ひむか透留)[5]
- こはるの空とアニマルライフ(加藤えりこ)
- 上海ルーザー(叶輝)
- スローステップ朔太郎(作画:叶輝、脚本:朝待夜駆)
- ただいま
廃街 (昴カズサ)[6] - ドーンダンス(庄野晶)
- 八王子名物 天狗の恋(七尾朋)※連載開始時は「つきづきよし」名義[7]
- また来週、あなたの器でいただきます(小川茉莉)
- Mr.マロウブルー(サマミヤアカザ)[8]
- 百千さん家のあやかし王子-継-(硝音あや)
- 夜の檸檬にリクエスト(藤也卓巳)
結婚 したい竜宮さんは上陸しました(朱子すず)- ルエント幻獣
調整師 (あべまりな)[6] - ロネと青い駒鳥(浅見鶴子)
- わたしって害悪ですか? 〜お花畑声優厨の場合〜(岩城そよご、脚本:科丈ひとな〔セブンデイズウォー〕)
- 白馬のお嬢様(みづのすずは)※読切、デビュー作
- 休載中 or 完結か不明の作品
- 恋と終末のグリムリーパー(緒崎カホ)[9]
現在休載中の作品
- ^ a b “ASUKAが“宝物のようなマンガを届ける”ため隔月刊にリニューアル、新連載も3本始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年5月24日) 2021年5月31日閲覧。
- ^ “ハルタに「ハクミコ」グラフィグ第2弾、本日発売「ダンジョン飯」6巻の続きも掲載 - コミックナタリー”. ナタリー. ナターシャ (2018年4月13日). 2021年5月2日閲覧。
- ^ “新マンガ誌・青騎士創刊、第1号には森薫「シャーリー・メディスン」の新作も - コミックナタリー”. ナタリー. ナターシャ (2021年4月20日). 2021年5月2日閲覧。
- ^ 「かまたきみこの刀ファンタジー「KATANA」がASUKAへ移籍」『コミックナタリー』ナターシャ、2013年12月24日。2023年4月27日閲覧。 ※コミック怪休刊により移籍。
- ^ 『月刊あすか』2018年3月号、KADOKAWA、2018年1月24日。表紙より。
- ^ a b “幻獣の“トリミング”が仕事、獣人の奇妙な旅物語 新連載「ルエント幻獣調整師」”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年5月24日). 2024年5月24日閲覧。
- ^ 「孤独な青年と一途な天狗の異類婚姻譚がASUKAで開幕、「こはる」新シーズンも」『コミックナタリー』ナターシャ、2021年11月24日。2022年7月23日閲覧。
- ^ “月刊ASUKA 2020年1月号”. ASUKA. KADOKAWA. 2024年3月24日閲覧。
- ^ “緒崎カホのサイコアクション「恋と終末のグリムリーパー」ASUKA新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年2月24日). 2024年3月26日閲覧。
- ^ “ASUKAが“宝物のようなマンガを届ける”ため隔月刊にリニューアル、新連載も3本始動”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年5月24日). 2024年3月26日閲覧。 “3つの新連載も始動。「リュシオルは夢をみる」では荒廃した街を舞台”
- ^ 森川侑 [@mori_kw]「「リュシオルは夢をみる」は年内はお休みを頂くことになりました🙇♀️来年また楽しんで頂けるようがんばりますので、のんびり待っていて頂けたらうれしいです」2023年7月24日。X(旧Twitter)より2024年3月23日閲覧。
- ^ a b “干支を決める動物バトルもの&モテたい女子の恋愛奮闘記、ASUKA新連載”. コミックナタリー. (2016年9月25日) 2016年9月26日閲覧。
- ^ a b “ASUKA新連載は2本、呪われ師の物語&人の渇望が生み出す化け物の事件”. コミックナタリー. (2016年11月24日) 2016年11月24日閲覧。
- ^ “不思議が息づく明治時代の恋物語「花、むすぶ君へ」青井みとのASUKA新連載”. コミックナタリー. (2016年5月24日) 2016年5月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 日本雑誌協会マガジンデータによる1号当たり発行部数。
- ^ 日本雑誌協会 Archived 2012年2月26日, at the Wayback Machine.
- 1 ASUKA (雑誌)とは
- 2 ASUKA (雑誌)の概要
- 3 過去に連載されていた主な作品
- 4 コミックNewtypeへ移籍した作品
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