臨海 (企業)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 19:21 UTC 版)
臨海セミナー入試情報センター
- 中学入試情報誌『中学進学ナビ』や高校入試情報誌『ゴールめざして』を発行している。
- 毎年9-10月に、神奈川県・東京都の私立高校の学校の教諭に直接受験の相談をすることができる、「私立高校入試相談会」を実施している。
通塾管理システム「Kitazo」
通塾・退塾の状況が登録したメールアドレスに通塾状況が配信される「Kitazo」を導入している。
臨海セミナー思い出プロジェクト
さくら塾(現・上中里)の創立日から50周年となる2024年9月3日に向けて、「臨海セミナー思い出プロジェクト」をリリース。臨海セミナーに在籍していた卒業生すべてが対象。
告発騒動
2020年11月に臨海社員による内部告発文がインターネット上に掲載されたことを受け[4]、12月3日、東証1部上場のステップを幹事社とし、早稲田アカデミー・秀英予備校・中萬学院など同業他社19社が連名で、学習塾「臨海セミナー」を運営する「臨海」に対し、「当社が行っている強引な生徒勧誘や合格者作りの手法には社会的に容認できない」などとする申入書を送付した。申入書によると、塾生から友人の名前や塾名・志望校などの情報を集めてリスト化し、友人が講習などを申し込んだ場合、紹介の御礼として金券などを塾生に渡し、塾生に勧誘行為を促していたことをモラルに反するとされた。そして申入書では、臨海に対し、各塾の生徒が記載されているリストや個人情報の破棄、それを勧誘活動に使用しないことを求めた。それに対し、臨海は該当するすべての生徒リストを削除する旨を返答した[5][6]。
12月17日、ステップとの「共同声明」を発表した[6][7][8]。
同時に臨海は、「営業運営方針」を発表し、その中で未成年の生徒の情報収集の方法に留意することや、行き過ぎた営業活動への反省とお詫び・合格実績の透明性の確保・モラルや社会性のある会社組織を目指すことなどを掲載した[9]。
脚注
- ^ “株式会社臨海 第35期決算公告”. 官報決算データベース (2019年12月24日). 2019年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月25日閲覧。
- ^ “臨海の社長に佐藤博紀氏が就任”. 月刊私塾界 (全国私塾情報センター). (2015-06-17). オリジナルの2020-12-18時点におけるアーカイブ。 2020年12月13日閲覧。.
- ^ “臨海セミナー、強引勧誘に生徒を利用し金券類…学習塾業界、崩れる「合格実績」の信憑性”. ビジネスジャーナル (サイゾー). (2020年12月11日). オリジナルの2020年12月15日時点におけるアーカイブ。 2020年12月13日閲覧。
- ^ “神奈川大手塾による不適切な営業活動について(経緯まとめ)”. カナガク. 2020年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月19日閲覧。
- ^ “大手学習塾「臨海セミナー」に同業19社が抗議 「悪質勧誘」「合格者水増し」告発される”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2020年12月8日). オリジナルの2020年12月11日時点におけるアーカイブ。 2020年12月22日閲覧。
- ^ a b “株式会社臨海との共同声明のお知らせ”. ステップ (2020年12月17日). 2020年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月17日閲覧。
- ^ “生徒・保護者の皆様、学習塾業界の皆様、また多くの関連の皆様”. 株式会社臨海. 2020年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月17日閲覧。
- ^ 谷本陵 (2020年12月17日). “大手学習塾「臨海セミナー」、抗議の競合・ステップと「和解」 「お互い透明性のある競合関係のもとで切磋琢磨していく」”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). オリジナルの2020年12月20日時点におけるアーカイブ。 2021年1月23日閲覧。
- ^ “営業運営方針”. 株式会社臨海. 2020年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月17日閲覧。
- 1 臨海 (企業)とは
- 2 臨海 (企業)の概要
- 3 臨海セミナー入試情報センター
- 4 関連項目
- 臨海 (企業)のページへのリンク