継母の連れ子が元カノだった
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 08:34 UTC 版)
作風
別れて終わったはずの元カップルの2人が、意外なペルソナをそれぞれ持って再会し、もう一度異なる視点から始まる物語[7]。
紙城は、ケンカップルについて、付き合ってはいるが障害によってくっつくことができない「ロミオとジュリエット型」と、反りが合わないが何かしらの事情により一緒にいなければならない「ニセコイ型[注 1]」があるという自説を持ち、本作は後者だとしている[7]。反りが合わない理由については2人が元カップルだから、一緒にいなければならない理由は義理のきょうだいだからだと設定した[7]。
本作は水斗と結女の両方の視点から物語が描かれている[7]。これは、紙城の好きなラブコメは漫画に多いが、漫画ではヒロイン視点で描かれる話も多く、紙城自身がラブコメはヒロインの視点で描く方が面白いのではないかと考えていることから[7]。
水斗はライトミステリー肯定派であり、結女は本格ミステリー派であるなど、本作のキャラクターには読書家が多い[7]。これについて紙城は、単純に書きやすかったという理由のほか、ライトノベルはどちらかといえばマニアックなものだという印象で、作品にもサブカルっぽさを出したかったという理由や、大枠は共通しているが細かい部分でズレている「何か」を的確に表現したかったという理由を挙げている[7]。
紙城は、SNSなどのデジタルの産物は、流行り廃りが激しいため、書籍版では極力時事ネタを避けるようにしている[7]。
一部のメインキャラクターの苗字は実在の有名作家の苗字に由来する[13][14][15]。水斗と結女の名前は「水と油」に由来する[16]。
注釈
出典
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