文化放送 (韓国)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 15:13 UTC 版)
歴史
ラジオ時代(1961 - 1968)
1961年12月2日に初のラジオ放送の電波(呼出符号HLKV、周波数900kHz、出力10kW)を発射し、韓国の首都ソウルでは初の民間商業放送としてスタートした[3]。1963年4月12日、政府から全国の主要都市(大邱、光州、大田、全州)にローカル局の設置許可を取得し、先行して韓国初の民放ラジオ局を開局した釜山とソウルをはじめとする、6大都市を結びつなげるネットワークを構築した。
白黒テレビ時代(1969 - 1979)
1969年8月8日、初のテレビ放送を開始(呼出符号HLAC-TV、出力2kW)し、1970年10月5日にメインニュースである「MBCニュースデスク」をスタートした。68年から69年の間に7の民間放送局(蔚山、晋州、江陵、春川、木浦、済州、馬山)と提携関係を結び、計13の直轄局・加盟局を通して全国テレビ放送を実施した。1974年には京郷新聞を買収・合併し、FMラジオを開局した。
カラーテレビ時代(1980 - 1990)
1980年5月の言論統廃合によって株式の7割を韓国放送公社が取得し、民間放送から公営放送になった。同年12月、初のカラー放送を開始した。 1981年には言論基本法に基づき、京郷新聞と分離された。 1982年に汝矣島社屋へ移転し、同年プロ野球団である「MBC青龍」を創団した。1986年のソウルアジア競技大会と1988年のソウルオリンピック中継放送をきっかけに規模と技術の面で大きく成長した。
マルチメディア時代(1991 - 2000)
国際イベントを経験し、巨大組織としてスピーディーな成長を成し遂げたMBCは、マルチメディア・マルチチャンネルの熾烈な競争環境の下で効率のよい組織を目指し、バリューチェーン(value chain)に特化した企業を設立し、子会社として分社した。(MBCプロダクション、MBCメディアテク、MBC放送文化院、MBC芸術団、MBC美術センター)
※MBCプロダクションとMBCメディアテクは2011年8月にMBC C&Iとして合併された。
デジタル時代(2001 - 現在)
通信と放送の融合によるデジタル時代が本格化し、MBCはインターネットMBC(iMBC)を別の法人として発足させ、多様なインターネットビジネスを展開した。また、ケーブルテレビ(MBCプラスメディア)と衛星放送、新しい概念のDMB(Digital Multimedia Broadcasting)放送を実施する一方、2007年には最先端の放送制作施設を揃えた「一山ドリームセンター」社屋を京畿道一山に建設した。2014年9月には汝矣島社屋時代が幕を閉じ、ソウル市麻浦区上岩洞の新社屋に竣工移転した。
- ^ “人気バラエティ「覆面歌王」日本版が9月3日よりAmazonプライムにて配信スタート!大泉洋がMCに抜擢”. Kstyle (2021年5月26日). 2022年1月2日閲覧。
- ^ “野村周平&さとうほなみが結婚生活で理想の夫婦関係を築く、恋愛番組『私たち結婚しました』ABEMAで放送”. ABEMA TIMES (2021年6月28日). 2022年1月2日閲覧。
- ^ 民間放送としては1954年に開局した、基督教放送に続く。
- ^ 工藤博司 (2022年11月12日). “「AM放送」存廃問題、韓国では一足先に「停波」突入 「音質悪く受信も不便」”. J-CASTニュース. 2022年11月12日閲覧。
- ^ [1]
- ^ 以前は「AM900KHz.FM95.9MHz.MBC라디오입니다. HLKV(AM900KHz、FM95.9MHz、MBCラジオです。HLKV)」であった。
- ^ “<東京五輪>社長が頭を下げたMBC…ウクライナ大使館「心地悪い」”. 中央日報 (2021年7月27日). 2022年1月27日閲覧。
- ^ “韓国テレビ、開会式中継巡り謝罪 MBC、不適切な国紹介”. 共同通信 (2021年7月24日). 2021年8月28日閲覧。
- ^ “韓国MBC「不適切放送」が止まらない 4度目の失態に地元メディア痛烈「本当に公営放送なのか」”. J-CASTニュース (2021年8月2日). 2021年8月28日閲覧。
- ^ “韓国MBC、五輪マラソンでも「不適切放送」 途中棄権めぐり失言...現地ネットもドン引き「本当に耳を疑った」”. J-CASTニュース (2021年8月8日). 2021年8月28日閲覧。
- ^ 장지언 (2021年7月26日). “東京五輪中継の失態で海外からも批判 韓国MBC社長が謝罪”. 聯合ニュース. 2021年8月28日閲覧。
- ^ 日本テレビ (2021年7月26日). “韓国MBC謝罪 五輪でチェルノブイリ写真”. 日テレNEWS24. 2021年8月28日閲覧。
- ^ “「五輪放送事故」で社長が頭を下げた韓国MBC、報道本部長も辞任”. 中央日報 (2021年8月23日). 2021年8月28日閲覧。
- ^ “13年前にも… 韓国テレビ局が「不謹慎報道」を繰り返すワケ”. FRIDAY (2021年7月30日). 2021年8月28日閲覧。
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