刻の大地 刻の大地の概要

刻の大地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/23 00:06 UTC 版)

2020年現在、「ART street」と「マンガ図書館Z」にて後述の連載再開分も含め無料で読む事ができるようになっている。

概要

夜麻みゆきの作品『レヴァリアース』から3年後の世界。『幻想大陸』の主人公である「十六夜」「カイ」「ジェンド」の3人が繰り広げるファンタジー漫画。幻想大陸と違いギャグが少なく、レヴァリアースのようなシリアスな場面が多いのが特徴。

OVAでも発売されたりと人気が高い作品。『月刊少年ガンガン』(1996年No.11 - 2000年9月号)から『月刊Gファンタジー』(2000年12月号より)へ移籍したが、2002年3月号に「クオリティ向上のため」隔月連載化、2002年11月号の78話を最後に作者体調不良のため長期休載をする。その数年後、『Gファンタジー』2005年4月号誌上で体調が回復せず、どうしても連載再開の目処が立たないとして連載の中止を告知する(打ち切り)という形で終了した。単行本は2002年に発売された10巻が最終巻となり、端数となった76 - 78話と番外編2作はこの時点では未収録となった。

2013年12月14日、『【JコミFANディング商品5】夜麻みゆきPDFセット』に第79話に当たるセリフのみのまとまっていないネームをPDF化したものが含まれることが発表された[2]

2014年8月発売の『刻の大地 愛蔵版』6巻に単行本未収録だった第76話、第77話、第78話が初収録された[3]。2014年10月3日には絶版マンガ図書館(現・マンガ図書館Z)に『刻の大地』全10巻+未収録話の掲載開始[4]

2017年6月27日にはクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で連載再開費用を募り、同年10月26日より漫画アプリ「メディバン マンガ」で第79話から連載を再開[5]。2018年10月26日まで『刻の大地 塔の戦い完結編』[注 1]を連載した[6][注 2]。クラウドファンディング1回の最終目標は1冊分の刊行[7][8]。今後は1年に1度クラウドファンディングを実施して連載を続ける予定[8]

2019年5月9日、上記と同じメディバン系列のイラスト&漫画投稿サイト「ART street」に移籍[9]

2019年10月11日に新章制作へ向けて、2回目のクラウドファンディングを実施[7]

2020年3月12日から「ART street」で『刻の大地 天秤の代理』を連載開始[10][注 3]。新章『天秤の代理』は新たに第1話からになっている[11]

あらすじ

かつて、この世界は邪神竜ディアボロスによって魔物が束ねられ、魔物が凶暴化していた。しかし14年前、当時7歳で勇者と呼ばれた少年ザードがディアボロスを倒したことで魔物が沈静化し平和な世界が訪れた。

しかし4年後にディアボロスは復活し、魔物が再び凶暴化し始めてしまう。ザードは再びディアボロスに会うために向かったが、彼が帰ってくることはなかった…。

時は4996年、ザードの親友であるカイは、ザードが語っていた「人間と魔物の共存」が本当に可能か確かめるために旅をしていた。旅の途中、魔物と心を通わせる不思議な少年「十六夜」とダークエルフの生き残りらしい褐色の肌の剣士「ジェンド」と出会う。カイは彼らに「人間と魔物の共存」の可能性を見出し彼らと旅するようになる。


注釈

  1. ^ 第79話から第90話(塔の戦い完結編の最終話)まで。
  2. ^ 2017年12月4日から「マンガ図書館Z」でも『塔の戦い完結編』第79話を公開開始。月1ペースで更新。2019年1月30日に『塔の戦い完結編』第90話(最終話)が公開された。
  3. ^ 同年5月29日から「マンガ図書館Z」でも『天秤の代理』が公開開始。

出典



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