不平等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 06:28 UTC 版)
関連項目
- ^ 広辞苑第六版「不平等」
- ^ つまり古典的な経済学では、自然科学と違っていて、観察・観測によって統計的調査・実証的調査・データ収集を行うということもしないまま、理論家が自分の頭で考えて、簡単な数式を組み立て、まるである種の宗教的教義のようにそれを提示し、それを見せられた他の多くの学者や学生たちがそれを信じ、それが広まる、という状態が放置されていた。(経済学の学者の間では、経済学を単なる「学」ではなく、なんとかして「科学」にしたいと願いはしたものの、それが全然うまくゆかない年月が積み重ねられてきた、ということが、(初学者向けの経済学の教科書ではなく、もっと深いレベルでの)経済学の歴史を記述した書籍などには書かれている。同様に、一部の経済学辞典にも、「科学的方法」などの章が多数のページを割いて説明されているものもある(経済学関係者に、科学的方法はどういうものなのか教えて、従来の経済学の説の組み立て方では永久に科学になれない、と気付いてもらう必要を感じた編者などによって、そういう経済学辞典は編まれている。)。また自然科学の側から科学を概観した『科学論入門』(岩波書店)などにも、ほぼ同様の内容を簡潔に指摘している箇所がある。
- ^ また、(経済学は金銭ばかり見て、他のことをとりこぼしてしまうので、これは経済学を越えているが)インセンティブは人間の幸福 / 不幸とは、基本的には関係無く、もしもある人が本当に幸福になりたいのならば、むしろインセンティブなどには意識を向けないほうが得策だ、ということも近年の実証的な研究で判ってきている。
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不平等と同じ種類の言葉
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