ビースト (X-メン) 他メディア

ビースト (X-メン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 09:39 UTC 版)

他メディア

テレビ

  • ビーストがアニメで登場したのは1966年の『マーベル・スーパーヒーローズ』のエピソード『ザ・サブマリナー』である。オリジナルのX-メンメンバー達(エンジェル、サイクロップス、アイスマン、ジーン・グレイ)と一緒に登場した。
  • ビーストは他のオリジナルのX-メンと共にテレビアニメシリーズ『スパイダーマン&アメイジング・フレンズ』の『The Origin of Iceman』というエピソードに登場した。彼はただフラッシュバックだけに元々の姿で登場し、台詞は全くなかった。
  • ビーストは『X-メンアニメシリーズ』および『X-メン:エボリューション』の第二シーズン以降でレギュラーとして登場しており、声はジョージ・ブザが担当している。ちなみにブザは映画第一作でアンナ・パキン演じるローグをバーまで送り出すトラックのドライバーとして小さくカメオ出演している。
  • ブザは1994年の『スパイダーマン』アニメシリーズの二つのエピソードにおいてビーストの声を担当している。この作品でのビーストはスパイダーマンの突然変異を誘発させる病気の治療法を探しており、ブランドコーポレーションがミュータントを絶滅させようとする計画を暴いた。
  • 短期間だが、アニメシリーズ『アベンジャーズ:ユナイテッド・ゼイ・スタンド』のエピソード『Remnants』でアベンジャーズの会議中にビーストの絵が壁にかけられているのが見て取れる。しかし、ビーストは実際には番組には登場せず、過去にチームメンバーだったという言及は実際にはない。
  • X-メン:エボリューション』ではハンク・マッコイはニューヨーク市ベイヴィルにあるベイヴィル高校に出席し、十代の頃にエグゼビア教授からアプローチを受けている。その時、ハンクはエグゼビアの援助の申し出を断って科学と体育の教師になった。長年にわたってハンクは自分が開発した血清を使って自らのミューテーションをどうにかコントロールしていた。しかし血清は上手くいかなくなってきており、彼は最終的にコントロールを失い、『ビースト』へとミューテートしてしまう。『ビースト』として彼は大規模な破壊行動を起こし、逃亡者として追われる事となった。最初の変貌後、彼はコントロールを取り戻す事ができたが、彼は永久的に『ビースト』の肉体に捕われる事となった。しかしスパイクの手助けのおかげで知性を保ち変貌によって生じる敵意を克服する事ができた。ハンク・マッコイとして生きる事が不可能になり、彼はエグゼビアの学園に加わり、ニューミュータンツを指導する手助けをする事になった。彼の声はマイケル・コプサが担当した。
  • 『ロボットチキン』のエピソード『Sausage Fest』ではビーストはセンチネルとの戦いで死亡し、特集を組まれたX-メンのなかにいた。
  • ビーストはテレビシリーズ『ウルヴァリン・アンド・ジ・X-メン』に登場する。彼の声はFred Tatascioreが担当する。

映画

X-メン

ビーストは『X-メン』に登場する予定だったが、メイキャップでの問題が発覚し取りやめになった。ドクターとしての役回りはジーン・グレイが行う事になった。

X-MEN2

映画『X-MEN2』ではスティーブ・ベーシック演じるドクター・ハンク・マッコイは普通の人間としてカメオ出演している。彼はバーのシーンでTVに登場しており、人類のミューテーションの権威として登場している。ダークセレブロが全てのミュータントを殺すように設定されるあたりの削除されたシーンではハンク・マッコイが機械に影響を受けて次の作品で見られる様な青い毛皮で覆われた類人猿の外見になっていた。

X-MEN:ファイナル ディシジョン

X-MEN:ファイナル ディシジョン』では、ケルシー・グラマーが彼を演じた。ビーストはかつてX-メンの一人であったが、既に学園を卒業している。彼は政治の分野で働いており、ミュータント省の長官になっている。公式ホームページでは彼は優れた科学研究者であり、ミュータントの遺伝子学についてかなりの理解力と洞察力を持っているようだ[9]。これは映画で明示的に示されているわけではないが、ビーストが科学者である事について仄めかす部分もある。例えばビーストは博士号を持っており、『サイエンティフィック・アメリカン』を読んでおり、ストームの言葉を訂正しようとしたときには『Well, scientifically speaking ...』といったが、遮られている点などが挙げられる。

キュアがリリースされてから、彼はエグゼビアに接触し、一部のミュータントがどうして迫害から自由になろうとするのかについて理解を示しながら、彼に状況を知らせた。彼があずかりしらない所でキュアが武器として使われ始めてから、ビーストは政府での地位を辞し、エグゼビアのマンションを訪れ、そこで自分の信条に従うべきだと感じる。ブラザーフッドがアルカトラズ島(キュアを製造している研究所があった。)に向けて蜂起した時、ビーストは自分の昔のユニフォーム(前より窮屈になったとコメントしていた。)を着込み、ブラザーフッドを退けるのを助太刀する為にX-メンに助太刀した。彼は戦いの中でより原始的な性質を取り戻したようで、野蛮な戦闘スタイルで敵を倒しながら度々唸り声をあげていた。クライマックスとなるシーンでは彼がマグニートーにキュアを注射した。

事件後、彼はアメリカ合衆国の国連大使に任命された。映画のノベライズとDVD版の別エンディングではこの職を辞退し、学園に教師として残っている。

X-MEN: ファースト・ジェネレーション

X-MEN: ファースト・ジェネレーション』ではニコラス・ホルトがハンク・マッコイを演じた。ハンクは15歳のときにハーバード大学を卒業し、CIAで研究者として働いていたときにチャールズ・エグゼビアたちと出会った。この時の彼は足だけが獣のように変化しており、同じく自分の姿にコンプレックスを抱いていたミスティークと恋に落ち、彼女の血清を利用して普通の人間の姿に戻す薬を作ることを決意する。しかし出来上がった薬には欠陥があり、その結果ハンクの全身は青い獣人の姿に変化し、ビーストと呼ばれるようになった。ハンクはこの他にもブラックバードやセレブロのプロトタイプを設計した。

ビデオゲーム

  • ビーストは『X-メン2:クローンウォーズ』に登場している。
  • ビーストは『X-メン:ミュータントアカデミー』シリーズの『X-メン:ミュータントアカデミー』および『X-メン:ミュータントアカデミー2』に登場している。
  • ビーストは『X-メン:ネクストディメンジョン』にも登場している。
  • 『X-メンvsストリートファイター』にはあるステージの背景でビーストとブランカを確認できる。
  • ビーストは『X-メン2:ウルヴァリンズ・リベンジ』に登場し、ウルヴァリンにShiva Virusが彼を殺すまでに解毒剤を手に入れなければならない制限時間を示す時計を渡している。
  • ビーストはスーパーファミコンのゲーム『X-MEN Mutant Apocalypse』に使用可能なキャラクターとして登場している。
  • ビーストは『スパイダーマン:エンターエレクトロ』の第一レベルで登場している。声はディー・ブラッドレイ・ベイカーが担当した。
  • ビーストは使用可能なキャラクターとして『X-メン・レジェンズ』に登場している。『X-メン・レジェンズ』ではプレイヤーは彼の研究所を見て回ることができる。彼の声はリチャード・ドイルが担当した。『X-メン:ライズ・オブ・アポカリプス』では彼はデンジャールームとアイテムショップの管理者として登場し、アポカリプスが彼を誘拐し洗脳し『ダークビースト』に変えてからは悪漢として登場する。
  • ビーストは『マーベル・アルティメットアライアンス』のドゥームズデイのカットされたシーンでドクター・ドゥームに連れ去られたX-メンの一人である。ウィーゼルはX-マンションにいる間彼を『ブルーエイプ』と呼んでいる。
  • ビーストは『X-メン:オフィシャル・ゲーム』に登場している。彼はエグゼビアが彼がヘンリーにきっとマグニートーを見つけると約束すると書きとめた時に初めて言及されている。彼はブルックリンブリッジでのマルチプルマンとの戦いの後エグゼビアがセンチネル達について彼に質問する時に登場している。

玩具

  • ビーストはマーベル・レジェンズの玩具群の第4シリーズとX-メン・レジェンズボックスセット(ラボコートと眼鏡を身につけている)で登場している。
  • ビーストはマーベル・アイコンズ12インチのアクションフィチュア群の第3シリーズには灰色の毛皮、ヴァリアントとして青い毛皮を持ったラボコートと眼鏡を身につけているフィギュアが存在している。
  • ハスブロがマーベルの玩具を2007年に引き継いだ時、組み立て済みフィギュアシリーズ『アニヒラス』の一つとして『X-メン:ザ・ラストスタンド』でケルシー・グラマーが演じるビーストをリリースした。

Print

  • マーベルの漫画雑誌『マーベル・ヴィジョン』ではほとんどのシリーズにおいてビーストは自らの名をタイトルにした『ビースト・ファイル』の著者だと推定されている。このシリーズは2ページからなる記事で構成されておりキャラクターが他のヒーローやヴィラン達についての詳細なプロフィールを記録している様子が描かれたのは他のコミックユニバースを含めてもおそらく初めての試みである。この形式は後に他の多くの本で採用され、最も顕著なものとしてアレックス・ロスのシリーズ『ジャスティス』の全12話のミニシリーズにはそれぞれの号で2つのプロフィールを載せていた。ファイルは2年以上掲載された。『ビースト・ファイル』は実際にはベニー・R・パウエルが書いていた。
  • ネット上にあるライティングコミュニティのサブリアリティでは、ハンク・マッコイは時々tのアシスタントマネージャーとして登場している。



  1. ^ Ronald Byrd, Anthony Flamini (w), Various (p), Various (i). "The Initiative" Civil War: Battle Damage Report #1 (2007年), Marvel Comics
  2. ^ Mondo Marvel Panel Live! From LA”. Newsarama. 2007年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年3月18日閲覧。
  3. ^ X-Treme X-Men #2-#4
  4. ^ Mutant X #23
  5. ^ Ultimate X-Men #45
  6. ^ Ultimate X-Men #81
  7. ^ Ultimate X-Men #85
  8. ^ X-Men Fairy Tales #1
  9. ^ [1]





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ビースト (X-メン)」の関連用語

ビースト (X-メン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ビースト (X-メン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのビースト (X-メン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS