ステファン・バックランド 経歴

ステファン・バックランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/22 09:22 UTC 版)

経歴

2000年

9月のシドニーオリンピックに出場すると、男子100mは2次予選で10秒26(+0.8)の組4着に終わり、準決勝に進出できる組3着とは0秒01差で敗退[1]。男子200mでは準決勝まで進出したが、決勝に進出できる組4着までには入れず、20秒56(-1.1)の組6着で敗退した[2]

2001年

7月のフランス語圏競技大会には男子100mと200mと4×100mリレーの3冠を達成した。100mでは決勝で10秒13(+0.7)のモーリシャス記録を樹立し、2年前の1999年セビリア世界選手権の100mで銀メダルを獲得しているブルニー・スリン(10秒18)を破っての優勝を成し遂げた。8月のエドモントン世界選手権では男子200mの2次予選を20秒23(+1.2)のモーリシャス記録(当時)で突破。準決勝でも20秒15(+1.0)のモーリシャス記録(当時)を樹立して決勝に進出したが、2位と7位が0秒05差という大混戦となった決勝は20秒24(+0.1)の6位に終わり、2位・3位とは0秒04差でメダルを逃した[3]。アンカーを務めた男子4×100mリレーは予選を38秒99のモーリシャス記録で突破したが、準決勝は39秒25の組7着で敗退した[4]

2003年

8月にパリ世界選手権男子200mに出場すると、1次予選を全体2位の20秒38(+0.7)で突破。2次予選ではアフリカ歴代3位(当時)およびモーリシャス記録の20秒06(+0.7)を樹立して全体1位で突破。準決勝は2次予選のタイムに迫る20秒11(+0.6)をマークして全体2位で2大会連続となる決勝に進出したが、決勝では今大会で1番悪いタイムの20秒41(+0.1)をマークし、3位とは0秒03差の5位でメダルを逃した[5]。9月14日に年間王者決定戦であるワールドアスレチックファイナル男子200mに出場すると、ジョシュア・ジョンソン(20秒35)、ショーン・クロフォード(20秒37)に次ぐ20秒44(+0.1)の3位に入った[6]

2004年

8月にアテネオリンピック男子200mに出場すると、1次予選を全体1位の20秒29(+1.5)、2次予選を全体8位の20秒36(+0.1)、準決勝を全体5位の20秒37(+0.2)でそれぞれ突破。オリンピックで初の決勝に進出し、決勝では今大会で1番のタイムとなる20秒24(+1.2)をマークするも6位に終わった[7]。9月19日のワールドアスレチックファイナル男子200mに2大会連続の出場を果たすと、アサファ・パウエル(20秒06)、フランク・フレデリクス(20秒31)に次ぐ20秒41(+0.7)の3位に入った[8]

2005年

8月にヘルシンキ世界選手権男子200mに出場すると、3大会連続となる決勝に進出するも20秒41(-0.5)の5位に終わり、3位とは0秒10差でメダルを逃した[9]

2006年

3月にコモンウェルスゲームズに出場すると、男子200mでは初めて決勝に進出。決勝は20秒47(+0.5)をマークしたオマー・ブラウンと同タイム着差ありの2着に敗れ、ビッグタイトルをわずかな差で逃した。

2008年

8月の北京オリンピックではモーリシャス選手団の旗手を務めた。出場した男子200mでは準決勝で20秒48(+0.1)の組6着に終わり、2大会連続の決勝進出はならなかった[10]。9月14日のワールドアスレチックファイナル男子200mに4度目の出場を果たすと、20秒57(-0.1)をマークし、ポール・ヘッション英語版(20秒58)、ブレンダン・クリスチャン(20秒61)らを破り、31歳にして初のビッグタイトルを獲得した[11]

2010年

8月の引退レースをもって現役を引退した[12]


注釈

  1. ^ ナミビアフランク・フレデリクス(19秒68)、ナイジェリアフランシス・オビクウェル(19秒84)に次ぐ。
  2. ^ 1走はナイジェリアのAdetoyi Durotoye、2走はナイジェリアのウチェナ・エメドル、3走がバックランド、4走はガーナエリック・ヌカンサー

出典






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