クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 03:48 UTC 版)
登場人物
TVシリーズからのキャラクター
- 野原しんのすけ
- 主人公。ある日地域の清掃活動に参加していた時に謎のドリンク(人類動物化ドリンク)を拾って家に持って帰ったことで物語の発端を作る。
- SKBEにさらわれたひろしとみさえを助けるため、ビクトリアや半分動物化したかすかべ防衛隊の面々と共にSKBEの基地へ乗り込む。物語の終盤で自ら人類動物化ドリンクを飲み、象(と言ってもぬいぐるみのような小さな象)に変身し四膳に立ち向かう。
- 本作では全体的にお馬鹿な一面(得体の知れないドリンク(試作の変身ドリンク)を拾って持って帰る、動物化した両親を自慢しようとして防衛隊のみんなを誘う、SKBEのアジトに侵入してるのを忘れ敵の女性隊員にナンパをして捕まるなど)の他にみさえとの母子の絆も強調されている。
- 野原みさえ
- しんのすけ達の母。しんのすけが偶然持って帰ってきた試作の人類動物化ドリンクを飲んで豹(またはジャガー)に変身し、SKBEに捕えられてしまう。
- 物語後半でしんのすけと再会するが、その時には既にしんのすけの記憶と人間の意識を失い完全に動物になってしまう。この事で人語は喋らず豹の鳴き声をあげる。四膳の命令でしんのすけに襲い掛かる。だがあることがきっかけでしんのすけの記憶と人間の意識を取り戻し、その後はしんのすけやかすかべ防衛隊に協力してSKBEに立ち向かう。
- 豹に変身した事で身軽になり、戦闘力はより強化された。
- 野原ひろし
- しんのすけ達の父。しんのすけが偶然持って帰ってきた試作の人類動物化ドリンクを飲んで鶏に変身し、SKBEに捕えられてしまう。
- その後は人間の意識を失って完全に動物になってしまうが、四膳との決戦の際に人間の意識を取り戻し、しんのすけやみさえと共に動物化した四膳との戦いに挑む。
- 小柄な鶏に変身した為戦闘力はまるでなく、それどころか鶏の習性を利用した罠にひっかかってしまうなど、あまり目立った活躍はしていない。
- 野原ひまわり
- しんのすけの妹。兄のしんのすけに連れられて共にSKBEの基地へ向かう事になる。
- 物語の終盤では人類動物化ドリンクを飲んでシロクマに変身。動物化した四膳に苦戦していた野原一家に加勢し、一気に形勢を逆転させた。
- かすかべ防衛隊
- しんのすけの友人達。しんのすけからひろし達が動物になったと聞かされ、野原宅にやってきた際にひろし達と共にSKBEに捕えられてしまう。
- その後ビクトリアの助けもあってSKBEの下から逃げ出したが、その途中で失敗作の人類動物化ドリンクを飲んだため、半分動物化してしまう(変身した動物はそれぞれ風間トオルがペンギン、桜田ネネがウサギ、佐藤マサオがコウモリ、ボーちゃんがオオセンザンコウ)。その後はひろし達を助けに行こうとするしんのすけに協力し、動物化したことで得たそれぞれの特技を生かしてSKBEと戦いを繰り広げた。
本作オリジナルのキャラクター
- 四膳守(しぜん まもる)
- カスカベ市ふたば町[2]の新しい町長に就任した男。しんのすけを初めとする町民に極端に過剰な環境保全活動を呼びかけ、自ら率先して環境運動を行うエコロジスト。
- だが、その裏の顔は過激な環境保全組織「Save Keeping Beautiful Earth(通称:SKBE(スケッベ))」のリーダーであり、環境破壊に歯止めをかけるために「人類動物化計画」を発案した本作の黒幕。自ら開発した『人類動物化ドリンク』で全人類を動物化する前段階としてカスカベの住民達を動物に変えてしまう(人間に戻れるドリンクも開発している)。エコの為か、全裸に股間のみ木の葉で隠しており、見た目はほとんど裸である。
- 物語後半で人類動物化ドリンクの強化版である「人類動物化ドリンクDX」を飲んで自身も動物に変身。神獣リオンデス(体はライオン、牛の角、蛇の尻尾、荒鷲の翼)に変身し、しんのすけ一家と対決する。
- 元々はエコに興味が無かった妻である良子(ビクトリア)のために環境保全活動を始めた(「良子動物化計画」)のだが、やがてそれが過激な環境保全組織を結成するまでに発展していたというのがSKBE結成(「人類動物化計画」)の理由だった。最後は自分の過ちに気づき良子と和解し、新たなる環境保全のために心を入れ直し、人間に戻れるドリンクで住民達を人間に戻した。
- 第25作『襲来!!宇宙人シリリ』では、しんのすけが立ち寄った銭湯の中のお湯が出るモニュメントとして動物形態の姿で登場している。
- ビクトリア
- しんのすけが出会った謎の美女。19歳。SKBEの計画を阻止しようと彼らを追っているらしいが、詳細は不明。全身ブランド品に身を包み、燃費の悪いアメ車やバイクを乗りこなし、手榴弾や無反動砲などの武装を使いこなす。クールな性格であるが、エコに興味は示さず服をたくさん買う、しんのすけのシャンプーを全部使うなど過剰な消費思考とそれに伴う無駄遣いを好む。
- その正体は四膳守の妻で、本名は「四膳良子(しぜん・よしこ)」。元々エコに興味を持っていなかった自分のために守が環境保護活動に着手し、やがてそれが過激な環境保全組織を結成するまでに発展したことを知り、暴走する守を止めようとしていた。
- 名前はしんのすけに名前を聞かれた際に持っていた「ビクトリア温泉」と書かれたタオルからとった。
- ブンベツ
- スケッベの幹部の一人。物語の序盤でひろしとみさえを連れ去った。馬のような容貌が特徴で、本人はこの容貌を気にしている。エコの為か全裸に古新聞でできたパンツをはいている。名前の通り、とてもキレイ好きでゴミを分別し始めると止まらなくなってしまう。
- 物語の後半でしんのすけたちがSKBEの基地に入ってきた際に彼らを見つけ追跡するが、途中で散らばったゴミを分別し始めた所を見た風間たちにゴミを分別している隙を突かれ、粗大ゴミ捨て場へと落とされた。基地爆破後に消息不明。
- マイハシ
- スケッベの女幹部。他の幹部のようなエコに配慮した半裸ではなく、和をイメージしたセクシーな赤い衣装を着ており、箸をかんざし代わりにして髪をまとめている。箸を使わせたら埼玉では一番らしく、巨大な箸を武器に戦闘に挑む。表向きの活動では他の女幹部たちを率いて募金活動を行っている。また「動物は檻へ」などと環境保護団体らしくない言動もある。
- 物語後半でしんのすけ・みさえと対峙し二人を圧倒したが、しんのすけにセクハラまがいの攻撃をされたうえに武器の巨大箸をおしりによる真剣白刃取りで受け止められ、その隙にみさえの攻撃を受けて倒された。その後は消息不明。
- ジェロ
- スケッベに捕らわれ、無理やりエコを連呼するイメージソングを歌わされていた黒人演歌歌手。ワサビが苦手らしい。動物化ドリンクで黒豹になった。
- ただし後述のテレビ放送版では登場していない。
固有名詞の分類
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