あめぞう あめぞう型掲示板

あめぞう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/04 04:33 UTC 版)

あめぞう型掲示板

あめぞう型掲示板はデータファイルが分割されておらず、ひとつの巨大な塊であったため、1箇所問題が起きると全体が動作不良を起こしたり、直接関係ない部分のログが破損してしまう問題があった[21]。また、2ちゃんねるは最上部の一覧表示をHTMLで出力することで負荷を軽減したが、あめぞう掲示板はCGIであったので、アクセスする度に負荷がかかった[22]

管理はあめぞう一人で行われていた訳ではなく、「あめぞうサポート」と呼ばれる管理権限者を設け、彼らに削除や板の新設という高い次元の管理まで行わせた[23]

脚注

参考文献

  • 河上イチロー 『サイバースペースからの挑戦状』 雷韻出版 1998年12月 ISBN 978-4947737021 pp.42-47
  • 河上イチロー 『内外電網情勢の回顧と展望 2000年度版』 網安調査庁 1999年12月29日
  • たろ 『内外電網情勢の回顧と展望 2001年度版』 網安調査庁 2000年1月13日
  • たろ 『内外電網情勢の回顧と展望 2002年度版』 網安調査庁 2002年2月2日
  • たろ 「2000年以降の巨大掲示板群情勢の回顧と展望」『ゲームラボ』 2002年7月号 三才ブックス 2002年7月1日 pp.102-103
  • ワイン比呂有紀「ネットバカ一代」「2ちゃんねる閉鎖騒動」 『ゲームラボ』2001年10月号 三才ブックス 2001年10月1日 pp.194-201[ref 1]
  • 「ネットウォッチャー必見!事情通座談会~ネットの裏側~」 『ゲームラボ』 三才ブックス 2002年2月号 2002年2月1日 pp.202-205[ref 2]
  • infohands 「「あめぞう」を探して」 『ゲームラボ』 2002年6月号 三才ブックス 2002年6月1日 pp.102-103
  • 哭きの竜 「真ザ・バトルウオッチャー・ロワイアル R2:電網英雄伝説~黎明篇~」 『B-GEEKS vol.2』 2001年10月1日 三才ブックス pp.96-97
  • 井上トシユキ 『2ちゃんねる宣言 挑発するメディア 増補版』 文藝春秋 2003年12月10日 ISBN 978-4167656867 pp.46-52,84-102
  • ばるぼら 「掲示板文化の今後」 ハッカージャパン(編) 『2ちゃんねる中毒』 白夜書房 2002年7月10日 ISBN 978-4893677815 pp.52-57
  • ばるぼら 『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』翔泳社 2005年5月10日 ISBN 978-4798106571 pp.256-276
  • 「技術座談会」 『2ちゃんねる公式ガイド2002』コアマガジン 2002年8月19日 ISBN 978-4877345372 pp.179-184
  • あめぞう型掲示板普及委員会 『あめぞうの歴史
  • 三河人 「5分で解る?!あめぞう(仮)の歴史」 (2007-2008)
  1. ^ ネットに発表したものの加筆修正版
  2. ^ ワイン比呂有紀・靴屋のスミス・infohandsの座談会

関連項目

  • 1ch.tv - あめぞうサポートであった年金、西和彦、あめぞう等により設立された掲示板。(archive

注釈

  1. ^ ただし、サーバ設定の変更などによって、一時的ではあったが一部の板が使用可能になったことがあった。現在あめぞう掲示板の過去ログとして残されているもの多くは、その時にサルベージされたものである
  2. ^ リンク先の掲示板など、外部の掲示板で繰り広げられている事を話題にする。
  3. ^ 難民の要望に応え、一時期「あめぞうわーるど」というあやしいわーるど風の掲示板も設置した。
  4. ^ あめぞうリンクからの客があったため、当初から10,000ユーザーを抱えた[12]
  5. ^ 一般に原因とされるのは京都市バスに関するスレッドだが、他にも暴力団の資金源に関するスレッドなどもあり、あめぞうの個人情報をちらつかせた脅迫じみた書き込みもあった。
  6. ^ ひろゆきは、予想より早く実現したものの、2ちゃんねるが社会的に大きな存在になることは当初より確信しており[16]、暴露の前日27日には、「うーん、これで食っていこうかなとちょっぴり思っている」と発言している[17]
  7. ^ あめぞう掲示板の文字列処理のバグを悪用し、ブラウザが処理できないほど巨大な値を投稿して、ブラウザをクラッシュさせるもの。
  8. ^ これはあくまで、あめぞう自身によるサイトが復活したら解散するという前提の元に集められたものであった。

出典

  1. ^ https://github.com/hackpaint/amezo
  2. ^ ばるぼら (2005) p.256
  3. ^ 「巻頭インタビューひろゆき(西村博之)」 『インターネット「タブー」地帯』 <別冊宝島1661> 宝島社 2009年11月16日 pp.2-11
  4. ^ ばるぼら (2005) p.260
  5. ^ a b 武田徹「オンラインジャーナリズム最前線」、『日経トレンディ臨時増刊号』1999年4月22日発売号。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
  6. ^ 「あめぞうインタビュー 於:羽田・新東京国際空港 日時:3月21日16時40分-18時10分 参加:●あめぞう、○武田徹 △天野(日経トレンディ編集部)」(インターネットアーカイブのキャッシュ)
  7. ^ ウォッチャーが選ぶ今日のサイト1998年10月28日- internet watch
  8. ^ ばるぼら (2005) p.258
  9. ^ ばるぼら (2005) p.204
  10. ^ 哭きの竜 「真ザ・バトルウオッチャー・ロワイアル R2:電網英雄伝説~黎明篇~」
  11. ^ 『ダカーポ』 1999年4月21号 マガジンハウス
  12. ^ 井上 (2003) p.90
  13. ^ あめぞう閉鎖の理由
  14. ^ あめぞう「プロバイダじゃないです くやしーいです」「こんな感じで、閉鎖するHPが増えるんだったら、インターネットの先も暗いです。」[13]
  15. ^ 2ch打倒の切り札
  16. ^ 井上 (2003) p.126
  17. ^ ばるぼら (2005) p.224
  18. ^ ばるぼら [2005] p.225
  19. ^ ばるぼら(2005) p.228
  20. ^ あめぞうREMIX!
  21. ^ 「技術座談会」 『2ちゃんねる公式ガイド2002』
  22. ^ ただし、ひろゆきと連絡を取り、7月半ばにはあめぞうリンクもHTML出力となっている。 ばるぼら (2005) p.262
  23. ^ ばるぼら (2005) pp.258-259


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