SpaceLoft XLとは? わかりやすく解説

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スペースロフトXL

(SpaceLoft XL から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/14 04:41 UTC 版)

SpaceLoft XL
機能 観測ロケット
製造 UPエアロスペース英語版
開発国 アメリカ合衆国
大きさ
全高 20 ft (6 m)
直径 10.45 in (26.5 cm)
質量 780 lb (354.5 kg)
段数 1
積載量
ペイロード
弾道飛行
225 km
50 kg
打ち上げ実績
状態 現役
射場 スペースポート・アメリカ
総打ち上げ回数 14
成功 12
失敗 2
初打ち上げ 2006年9月25日
第1段
1段目名称
1段目全長
1段目直径
エンジン 1
推力 8240 lbf (36.6kN)
燃焼時間 12 秒[1]
燃料 固体

スペースロフトXL (SpaceLoft XL) は、アメリカUPエアロスペース英語版社が開発した観測ロケット。直径25cm、全長6m。50kgの物体を搭載して、高度225kmの弾道飛行を可能とする[2]カーマン・ラインに到達するまでの時間は90秒。射場にはスペースポート・アメリカが使用される。

打上げ履歴

初の打上げは2006年9月25日で、このときは予期せぬ空気力学的影響を受け、高度12kmに到達した後、ニューメキシコ砂漠に衝突した。

2度目の打上げは2006年10月21日に予定されていたが、延期の後、2007年4月28日に行われた[3]。このときはセレスティス社のサービスによって宇宙飛行士のゴードン・クーパーや俳優のジェームズ・ドゥーアンなど200人の遺灰が搭載された。

2009年5月2日には3度目となる打上げが行われ、ロケットは順調に飛行したが、予定していた高度約100kmに達することができなかった[4][5]。教育が目的だった。

2010年5月4日に4度目の打ち上げが行われ、ロケットは順調に飛行して高度約70マイル(約112km)に達した後、無事に回収された[6]。今回の打ち上げは主に教育目的で行われたもので、学生らが開発した実験装置が搭載されていた[6]。また宇宙葬の遺灰カプセルも搭載されており、回収された後、遺族らに返却された[6]

参考文献

  1. ^ http://www.cesaroni.net/news.php
  2. ^ http://www.upaerospace.us.com
  3. ^ Star Trek's Scotty's ashes fly to space AP
  4. ^ Officials Praise NM Rocket Launch”. KOAT (2009年5月2日). 2011年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月2日閲覧。
  5. ^ Rocket falls short of altitude goal at space port”. KVIA.com (2009年5月2日). 2009年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月2日閲覧。
  6. ^ a b c UPエアロスペース社、小型観測ロケットを打ち上げ sorae.jp

「SpaceLoft XL」の例文・使い方・用例・文例

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