SIMDとは? わかりやすく解説

SIMD

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/12 08:59 UTC 版)

SIMDの概念図
PU = 処理装置 (processing unit)

単一命令・複数データ: single instruction, multiple dataSIMD[注釈 1][注釈 2])とはコンピューターの演算処理に関するフリンの分類のひとつで、1つの命令を同時に複数のデータに適用する並列化の形態を指す[5]。この手法にもとづく演算をベクトル演算 (vector operation) と呼ぶこともある。通例、SIMD命令により同時処理するのに適したデータ構造あるいはデータ型を利用するため、命令実行の前に処理対象のデータ列はいったん結合(パック)され、処理完了後に分解(アンパック)される。結合されたデータはpacked data(パックデータ、パックトデータ)と呼ばれる。

解説

同一の演算を繰り返すような操作をスカラー計算機のように逐次的に行うのではなく、一度に行うものである。

例えば、4次元ベクトル同士の加算を実行する場合、X, Y, Z, Wの成分ごとに加算処理を行う。





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