SAP認定コンサルタント制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/06 03:26 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動SAP認定コンサルタント制度(エスエイピー・ニンテイ・コンサルタント・セイド)はドイツの大手ソフトウェア企業SAP社が認定するコンサルタントの資格制度である。
概要
ERP市場最大手のソフトウェアベンダーのSAPによるSAPシステムに関する知識を公式に認定する資格であり、IT企業のエンジニアやユーザ企業のシステム部門の技術者向けなどを対象としている。SAP認定コンサルタント資格はSAPシステムの導入プロジェクトの要員として開発、保守に携わるために必要な知識やノウハウを有する事を証明する。[1]
認定には試験に合格する事で取得でき、特定の有償トレーニングコースの受講や実務時間の証明を必要としない。[2] 市販の試験対策本は提供されていないが、有償のトレーニングコースを受講することで認定試験に必要な知識を習得できる。
メリット
SAP製品の知識と技術を証明する資格であり、昇進や転職に優位に働く可能性があるほか、IDを取得しSAPサービスマーケットプレイスより最新の製品情報を参照できるようになる。又、認定後は知識を有する証明として名刺に記載することができる。[2] 資格はグローバルで有効であり、海外でも能力の証明に使用できる。[2]
申込方法
試験はIT資格試験の大手ピアソンVUEにて申し込むことができる(2017年現在)。[3] 受験申込みには事前にSAPジャパンの公式ホームページにてバウチャーチケットの購入が必要である。[3]
種類
認定資格は特定の製品とバージョンに依存し、当該製品とバージョンが市場に存在するかぎり有効である。[2] 知識分野や難易度(アソシエイト/プロフェッショナル)に応じて資格の名称も異なる。認定している資格や現在日本で公開されている試験の一覧はSAPジャパンの公式ホームページで閲覧できる。[4]
- アプリケーションコンサルタント
- デブロップメントコンサルタント
- テクノロジーコンサルタント
パートナー
SAPでは認定パートナー企業毎のSAP認定コンサルタントの資格保有者数をSAPジャパンの公式ホームページで紹介している。[5][6]
資格保有者数上位のパートナー企業にはアビームコンサルティング、アクセンチュア、日立製作所グループ、日本アイ・ビー・エムグループ、NTTデータグループなどが名を連ねている。[5][7]
出典
- ^ 転職に美味しい資格「SAP認定コンサルタント」
- ^ a b c d SAP認定コンサルタント資格がもたらすグローバルキャリアへの道
- ^ a b <ピアソンVUE会場>認定試験 受験・予約方法
- ^ SAP認定コンサルタント制度
- ^ a b パートナー別SAP 認定コンサルタント資格取得数
- ^ コンサルへの道6カ条 - 覚えておきたいスキルと心得
- ^ アビーム コンサルティング、SAP認定コンサルタントが1000人を突破
関連項目
外部リンク
- SAP認定コンサルタント制度のページへのリンク