Ponnyaとは? わかりやすく解説

Ponnya

名前 ポーンニャ; ポンニャ

ポンニャ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/05 14:33 UTC 版)

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ポンニャ
現地語名 ဦးပုည
誕生 マウン・ポウッシー
1812年
コンバウン朝ビルマ
マグウェ地方域マグウェ県英語版チャウク鎮英語版サレー英語版
死没 1867年
コンバウン朝ビルマ・マンダレー
職業 作家詩人
言語 ビルマ語
教育 バーモ修道学校
ウィキポータル 文学
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ポンニャ英語: Ponnyaビルマ語: ဦးပုည1812年 - 1867年)とは、ビルマ文人である[1]コンバウン王朝の時代において最も著名な劇作家の1人である[2][3]。優雅な機智と言葉の明快さから、ビルマの最も偉大な作家の一人であると考えられている[4]敬称である「ウー」を加えたウー・ポンニャ(英語: U Ponnya[2][5]や、日本では出生地である「サレー英語版」も含めてサレー・ウー・ポンニャ[1]とも呼ばれることもある。幼名マウン・ポウッシー[1]

生涯

ポンニャは1812年に現在マグウェ地方域に属するサレーの町の首長として有名であった一家に生まれ、アマラプラ英語版の修道学校で学んだ[6]

その後、出家還俗を繰り返しながら宮廷に仕えた[1]。このとき、特に訓話を作る宮廷劇作家として知られていた[2]。また、ポンニャは当時王であったミンドン・ミン英語版に宮廷詩人の一人として仕えた[4]。1850年代にはカナウン・ミンタ英語版王子の教育に加わったことで名声を獲得し、その文才で知られるようになった[6]

1867年には宮廷内で謀反が発生し、連座として処刑された[1]

功績

ポンニャは、主にジャータカを基にした戯曲を生涯で合計7つ執筆した他、詩歌や30作以上にも及ぶ仏教の散文詩医学天文学分野における論文も執筆した。また、15世紀のミャンマーの文学フランス語版ジャンルの一つであったミッターザー(မေတ္တာစာ)を復活させた[5]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e サレー・ウー・ポンニャとは”. コトバンク. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. 2020年5月12日閲覧。
  2. ^ a b c U Pon Nya” (英語). Oxford Reference. The Oxford Encyclopedia of Theatre and Performance. Oxford University Press. 2020年5月12日閲覧。
  3. ^ Osipov, Yuriy M. (2013). “1”. In David Smyth (英語). Buddhist hagiography in forming the canon in the classical literatures of Indochina. The Canon in Southeast Asian Literature. Routledge. ISBN 9781136816123 
  4. ^ a b Hla Pe; Anna J. Allott; John Okell (2002). V. I. Braginskiĭ. ed (英語). Three 'Immortal' Burmese Songs. Classical Civilisations of South East Asia. Psychology Press. ISBN 9780700714100 
  5. ^ a b Pon Nya, U” (英語). Great Soviet Encyclopedia (1979年). 2020年5月12日閲覧。
  6. ^ a b Thant Myint-U (2001) (英語). The Making of Modern Burma. Cambridge University Press. pp. 111–112. ISBN 9780521799140 


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