Physceとは? わかりやすく解説

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Physce

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/28 09:15 UTC 版)

FaceSec Japan株式会社
FaceSec Japan Co., Ltd.
PHYSCEのロゴ
種類 株式会社
本社所在地 日本
100-0014
東京都千代田区永田町1-11-28合人社東京永田町ビル6階
設立 2020年1月8日
業種 電気機器
法人番号 6011701023233
事業内容

1. PHYSCE(ファイス)ブランドにおける充電器・モバイルバッテリーなど、スマートフォンアクセサリおよびデジタル製品の企画・開発・販売

2. FaceSec(フェイスセック)ブランドにおける顔認証技術を活用した勤怠管理端末・入退室管理機器および関連システムの企画・開発・販売
代表者 ペン ハイファン
資本金 3,640万円
決算期 3月31日
メインバンク 三井住友銀行
所有者 FaceSec Japan株式会社
外部リンク www.physce.co.jp
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PHYSCE(ファイス)は、FaceSec Japan株式会社が展開する、日本発の充電関連機器ブランドである。東京都を拠点に製品の企画・設計を行い、USB急速充電器やモバイルバッテリーなどの電源関連製品を展開している。

製品には、動作状態や出力状況をLEDで示すRGBライティング機能、長時間使用時の出力低下を抑えるための放熱・温度管理設計、ポートごとの独立制御回路、低出力で充電する「BatteryEcoモード」などを搭載したモデルがある。モバイルバッテリーには、LG Energy Solution製リチウムイオン電池セルおよびアルミニウム合金製筐体を採用したモデルがある。

概要

PHYSCEは、USB Power Deliveryに対応するUSB充電器およびモバイルバッテリーを中心に展開するブランドである。日本国内における運営、販売およびサポートはFaceSec Japan株式会社が担当している。

製品およびパッケージには、日本で企画・設計されたことを示す「Designed by FaceSec in Tokyo」の表記が用いられている。

製品パッケージに記載された「Designed by FaceSec in Tokyo」の表記

2025年には、応援購入サービス「Makuake」において、「physce原光シリーズ」として、RGBライティングを搭載した急速充電器のプロジェクトを実施した。

2026年1月には、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスで開催された家電・デジタル技術の見本市「CES 2026」に出展した。[1]

2026年2月から、Amazon.co.jp上のPHYSCE公式ストアにおいて、充電器およびモバイルバッテリーを順次発売した。

2026年6月、サンコー株式会社がPHYSCE製品の日本国内での取り扱いを開始し、「PHYSCE RGB Eco Fast Charger 140W model」を同社のオンラインストアなどで発売した[2]

製品

PHYSCEの主な製品は、USB充電器とモバイルバッテリーに分類される。

RGB Eco Fast Chargerシリーズ

USB Type-CおよびUSB Type-Aポートを搭載したAC急速充電器のシリーズである。製品の出力状態に応じて発光色や発光パターンが変化するRGBライティング機能を備える。

主なモデルは以下の通りである。

  • RGB Eco Fast Charger 35W(C135US)
  • RGB Eco Fast Charger 45W(C145US)
  • RGB Eco Fast Charger 67W(C167US)
  • RGB Eco Fast Charger 100W(C1100US)
  • RGB Eco Fast Charger 140W(C1140US)

35W、45Wおよび67WモデルはUSB Type-Cポートを2基搭載する。100Wおよび140WモデルはUSB Type-Cポート3基とUSB Type-Aポート1基を搭載する。

各モデルの単一ポート使用時における最大出力は、それぞれ35W、45W、67W、100Wおよび140Wである。

RGB Eco Power Bankシリーズ

USB Type-CケーブルやAC充電器機能を一体化したモデルを含むモバイルバッテリーのシリーズである。

主なモデルは以下の通りである。

  • RGBエコ3-in-1モバイルバッテリー 10K(F110KUS)
  • RGBエコ3-in-1モバイルバッテリー 5K(F15KUS)
  • RGBエコ2-in-1モバイルバッテリー 10K(B110KUS)

3-in-1モデルは、モバイルバッテリー、USB Type-Cケーブル、USB Type-CポートおよびAC充電器の機能を一体化している。

2-in-1モデルは、モバイルバッテリー本体にUSB Type-CケーブルとUSB Type-Cポートを備える。

機能

RGBライティング

一部の製品にはRGB LEDが搭載されており、充電時の出力状態、バッテリー残量、動作モードなどを、発光色や発光パターンによって表示する。

充電器では、出力の大きさやBatteryEcoモードの動作状態に応じて発光表示が変化する。モバイルバッテリーでは、バッテリー残量や電池の状態を発光色によって表示するモデルがある。

定格出力維持設計

一般に、充電器は長時間の使用や本体温度の上昇によって保護制御が作動し、出力が低下する場合がある。

メーカーの製品資料によれば、PHYSCEの充電器は、放熱構造とリアルタイム温度管理機能を組み合わせることにより、過熱保護による出力低下を抑え、長時間使用時にも定格出力を安定して維持することを目的として設計されている。

一部のモデルには、リアルタイムで本体温度を管理する温度制御機能「CoolerSync 4.1」が搭載されている。

ポートごとの独立制御回路

複数ポートを備える充電器では、ポートごとに出力を制御する独立制御回路が採用されている。

メーカーの製品資料によれば、複数の機器を同時に接続した場合でも、使用するポートの組み合わせや接続機器に応じて各ポートの出力を制御し、対応する電圧および電力を供給する設計としている。

例えば、100WモデルではUSB Type-Cポート2基を同時に使用した場合に合計最大90W、140WモデルではUSB Type-Cポート2基を同時に使用した場合に合計最大120Wを出力する。

ダイナミック電力配分

接続された機器および使用するポートの組み合わせに応じて、出力を自動的に配分する機能を備える。

メーカーは、接続機器の変更時にケーブルを差し替えることなく、必要な電力を自動的に調整できる設計としている。

BatteryEcoモード

BatteryEcoモードでは、接続された機器への出力を各ポート最大5Wに制限する。

急速充電時と比較して、スマートフォンなどの接続機器の発熱を抑え、バッテリーへの負荷を軽減することを目的とする。

モバイルバッテリーでは、接続機器に加えて、モバイルバッテリー内部の電池セルにかかる負荷を抑えることも目的としている。

操作方法

対応モデルでは、通常時は急速充電モードで動作する。ボタンを長押しすることで、急速充電モードとBatteryEcoモードを切り替えられる。

また、ボタンを短く押すことで、RGBライティングの点灯と消灯を切り替えられる。

電池セル、放熱性および安全設計

PHYSCEのモバイルバッテリーには、韓国のLG Energy Solution製リチウムイオン電池セルを採用したモデルがある。

筐体にはアルミニウム合金を採用し、金属の熱伝導性を利用して、充放電時に発生する熱を外部へ放散しやすい構造としている。

また、内部には電池セルと筐体の間を保護する絶縁構造を設け、電池セル、電源管理回路および外装を組み合わせた安全設計を採用している。

メーカーは、LG Energy Solution製電池セル、アルミニウム合金製筐体および内部絶縁構造の採用により、放熱性、耐久性、安全性および製品の信頼性向上を図っているとしている。

対応規格

各モデルは、USB Power Delivery(USB PD)を中心に、PPS、AVS、Quick Chargeなどの充電規格に対応する。対応する規格および最大出力はモデルやポートによって異なる。

35WモデルはUSB PD 3.0およびPPSに対応し、USB Type-Cポート単独使用時に最大35Wを出力する。

45WモデルはUSB PD 3.2、AVS、USB PD 3.0およびPPSに対応し、USB Type-Cポート単独使用時に最大45Wを出力する。

67WモデルはUSB PD 3.0およびPPSに対応し、USB Type-Cポート単独使用時に最大67Wを出力する。

100Wモデルは、USB-C1ポートがUSB PD 3.2およびAVSに対応するほか、USB-C1およびUSB-C2ポートがUSB PD 3.0およびPPSに対応する。USB Type-Cポート単独使用時の最大出力は100Wである。

140Wモデルは、USB-C1およびUSB-C2ポートがUSB PD 3.2、AVS、USB PD 3.1、USB PD 3.0およびPPSに対応する。USB Type-Cポート単独使用時には、28V・5Aで最大140Wを出力する。

また、各モデルはポートに応じてQuick Charge、FCP、SCP、AFC、BC 1.2などの充電規格にも対応する。100Wおよび140Wモデルは、USB Type-Cポート3基とUSB Type-Aポート1基を備え、使用するポートの組み合わせに応じて出力を配分する。

日本での展開

PHYSCE製品は、ブランド公式オンラインストア、Amazon.co.jp、Makuake STOREなどで販売されている。

2026年6月12日からは、サンコー株式会社が140W充電器の取り扱いを開始し、同社の公式オンラインストアおよび各種ECサイトで販売している。

脚注

  1. CES 2026 | Facesec Pte. ltd. (英語). CES 2026. 2026年6月28日閲覧。
  2. サンコー、充電関連ガジェットブランド『PHYSCE(ファイス)』の国内取扱を開始『PHYSCE RGB Eco Fast Charger 140W model』を発売”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2026年6月15日). 2026年6月28日閲覧。

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