PDO->sqliteCreateFunction()
PDO->sqliteCreateFunction() — SQL 文で使用するユーザ定義関数 (UDF) を登録する
説明
class PDO {bool sqliteCreateFunction ( string function_name, callback callback [, int num_args] )
}
警告 |
この関数は、
実験的 なものです。この関数の動作・
名前・その他ドキュメントに書かれている事項は、予告なく、将来的な PHP
のリリースにおいて変更される可能性があります。
この関数は自己責任で使用してください。 |
このメソッドを使用すると、 PHP の関数を、UDF (User Defined Function: ユーザ定義関数) として SQLite に登録できるようになります。 登録した関数は、SQL 文の中で使用することが可能です。
UDF は、関数をコールできるあらゆる SQL 文 (SELECT および UPDATE 文、そしてトリガなど) で使用することが可能です。
パラメータ
- function_name
-
SQL 文で使用する関数の名前。
- callback
-
定義した SQL 関数を処理するコールバック関数。
注意: コールバック関数の返す値は、SQLite が理解できる形式 (すなわち スカラー型) でなければなりません。 - num_args
-
コールバック関数があらかじめ定義済みの引数を受け取る場合に、
SQLite のパーサに渡すヒント。
注意: (MySQL のような)他のデータベースエクステンションとの互換性のため、 2 種類の構文がサポートされています。 推奨されるのは最初の構文で、dbhandle パラメータを 関数の最初のパラメータとするものです。
例
例 2196. PDO::sqliteCreateFunction() の例
<?php
function md5_and_reverse($string)
{
return strrev(md5($string));
}
$db = new PDO('sqlite:sqlitedb');
$db->sqliteCreateFunction('md5rev', 'md5_and_reverse', 1);
$rows = $db->query('SELECT md5rev(filename) FROM files')->fetchAll();
?>
この例では、文字列の md5 を計算してそれを反転させる関数を定義しています。 SQL 文が実行されると、filename をこの関数で変換した値が返されます。 $rows に返されるデータの中に、処理結果が含まれます。
この方法を使用すると、データを取得した後に foreach() で結果をひとつひとつ処理していく必要がなくなり、美しいコードが記述できます。
ティップ
PDO->sqliteCreateFunction() および PDO->sqliteCreateAggregate() を使用して、 SQLite のネイティブ SQL 関数を上書きすることができます。注意: このメソッドは、SQLite2 ドライバでは使用できません。 代わりに、古い形式の sqlite API を使用してください。
参考
PDO->sqliteCreateAggregate() |
sqlite_create_function() |
sqlite_create_aggregate() |
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