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オープンテキスト

(Open text から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/18 14:10 UTC 版)

オープンテキスト
OpenText Corporation
種類 株式会社
市場情報 NASDAQ: OTEX
本社所在地 カナダWaterloo
設立 1991年
業種 ハイテク
代表者 Mark J. Barrenechea
売上高 28.2億USドル2018年度)
従業員数 約12,000名
外部リンク www.opentext.com/
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OpenText Office Building

オープンテキスト: OpenText CorporationNASDAQ: OTEX; TSX: OTEX)は、1991年に設立以来検索エンジンコラボレーションソフトウェアを提供し、非構造化データを包括的に管理・活用するソリューション群を提供。世界で125のオフィス、約10万社の顧客、60万社の取引先を接続、と称している。

日本法人は、旧IXOS Softwareを母体としてSAP連携ソリューションやCSP (Content Suite Platform、旧製品名: Livelink)などを提供してきたオープンテキスト株式会社に、クラウドFAXサービスのエクスパダイト株式会社、EDIなどB2Bインテグレーションサービスを提供するGXS株式会社が、2018年5月に統合された。

その後、日本法人では統合された各事業基盤をもとに、エンタープライズ情報管理(EIM)領域における製品・サービスの提供を強化している。具体的には、文書管理やコンテンツ管理を担うContent Suiteを中心に、SAPなど基幹システムとの連携ソリューション、クラウドFAXや電子取引(EDI)を含むB2Bインテグレーション、さらにはサイバーセキュリティデータ保護領域まで、企業の情報ライフサイクル全体をカバーするソリューションを展開している。

また、近年ではクラウドサービスへの移行を加速させており、OpenText Cloudを基盤としたサブスクリプションモデルへの転換を推進している。これにより、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)や業務効率化、コンプライアンス対応の支援を強化している。

さらに、2023年のMicro Focus買収に伴い、日本市場においてもIT運用管理、アプリケーションデリバリー、AI・アナリティクスなどの領域が拡充され、より包括的なエンタープライズ向けソフトウェア提供体制が構築されている。

歴史

[1]

カナダウォータールー大学Oxford English Dictionary電子化プロジェクトに深く関わり、高速検索エンジン開発をきっかけとして1991年に創業。共同創業者にはTim Bray、Gaston Gonnet、Frank Tompaが名を連ねる。

  • 1991年、Oxford Dictionaryをオンライン化へ。
  • 1994年、Open Text 4検索エンジンをリリース。
  • 1995年、SGMLデータベースソフトを提供していたInfoDesign社を買収し、同社のドキュメント管理機能を包括。また、ワークフローやドキュメント管理製品を持つ米シカゴのOdesta社を買収し、ドキュメント管理に必要となるワークフローやコラボレーション機能などを同時に集約。Webベースのドキュメント管理ソフトウェアベンダーとしての基盤を作る。1996年1月にNASDAQに株式を公開。
  • 1997年、Webベースの文章管理製品を販売。各種調査レポートでWeb対応電子文書管理分野の市場リーダーと位置づけられる。
  • 2001年、エンタープライズ向けとして最初の包括的で完全なWebベースの文書・記録管理ソリューションの出荷開始。
  • 2004年、SAPなど業務アプリケーションのアーカイブソリューションを展開していたIXOS Software(ドイツ)を買収。同ソリューションと統合することで、デジタル文書の作成から廃棄に至るコンテンツのライフサイクル管理を統合的に実現できるECMソフトウェアとして機能補完された。
  • 2006年、EIPなどポータル製品に強みを持つECMベンダー、Hummingbird(カナダ)を買収。
  • 2008年、FAXソリューションベンダー、Captaris(米)を買収。
  • 2009年、WCM (Webコンテンツ管理)/ECMベンダーのVignette、3Dナビゲーションのデジタルメディアインターフェースを提供するVizible Corporationを買収。
  • 2010年、コンテンツ分析や意味論ベースのサーチエンジンを持つNstein Technologies、カスタマーコミュニケーションのStreamServe, Inc.(スウェーデン)を買収。
  • 2011年、ビジネスプロセス管理 (BPM)、ビジネスプロセス分析 (BPA)、企業アーキテクチャ (EA) のMetastorm Inc.(米)を買収。また、ケース管理とBPMのGlobal 360 Holding Corporation(米)も買収。モバイルアプリケーションベンダー、weCommを買収。学習管理システム (LMS) を持つOperitel Corporationを買収。
  • 2012年、1月にMark Barrenecheaが社長およびCEOに就任。インドに進出し、ハイダラバードでの研究開発センターを2倍に拡大。新たなオフィスをムンバイに構える。また、創業20周年を機に、カナダ・オンタリオ州ウォータールーの本社を拡張し、イノベーションセンターを開設。SOAベースのBPM基盤を持つCordys社(オランダ)を買収。
  • 2013年、非構造化データの可視化ソフトウェアベンダー、Resonate Knowledge Technologiesを買収。
  • 2013年、BPMテクノロジーベンダー、Cordysを買収[2]
  • 2014年、B2B EDIデータ連携・統合のグローバルリーダー、GXS(米)を買収[3]。オーストラリア初のデータセンターを開設。ブラジルでの新規株式公開および新たな拠点を確立し、南米での事業を拡大。
  • 2015年、コンテンツセキュリティ製品のIGC社、BI /アナリティクス製品を提供するActuate Corporation(米)を買収。
  • 2016年、HP Inc.からカスタマーエクスペリエンスマネジメント、カスタマーコミュニケーションマネジメント、他のソフトウェア/サービス資産を買収。
  • 2016年、HP社(米)が保有するカスタマーエクスペリエンス・ソフトウェア資産及び、自動車・ヘルスケア業界向けクラウドベースのB2B/EDI サービスを提供するANX社(米)を買収。
  • 2017年、Dell/EMC社が保有するエンタープライズコンテンツ管理事業を買収。フォレンジック、エンドポイントセキュリティ製品のGuidance Software(米)を買収。
  • 2018年、Hightailを買収。
  • 2018年、Liaison Technologies, Inc.を買収[4]
  • 2019年、訴訟・調査のためのeディスカバリ/不正調査に対応した総合リーガルテクノロジーを提供するCatalyst Repository Systems, Inc.を買収。[5]データバックアップおよびサイバーセキュリティ分野を強化するため、Carbonite社(米)を買収。

製品

Analytics(分析)

包括的なデータ分析ソフトウェア群として、データ可視化やインタラクティブダッシュボードを通じてパターン、関係性、傾向を識別する。

OpenText Analytics Database (Vertica)

大規模データを効率的に分析できるデータウェアハウス

OpenText Data Discovery (Magellan)

オールインワンの高度な分析ソリューション。独自のアナリティカルカラム型データベースに厳選された統計手法をビルトイン。プロファイル、マッピング、クラスタリング時系列予測デシジョンツリーナイーブベイズ分類器、相関ルール、回帰分析、重相関といった統計手法をカラム型データベースに内蔵する。

OpenText Intelligence (Magellan) [+ OpenText Core Intelligence]

インタラクティブなダッシュボードとレポートを作成し、チームや企業全体で共有可能。データをアップロードし、アクセス権を管理し、設定されたイベント毎のコンテンツ生成を通じてレポート機能やダッシュボード機能を自動化する。 

Cybersecurity(サイバーセキュリティ)

デジタルフォレンジックの技術による、エンドポイントセキュリティとフォレンジック調査。ラップトップ、デスクトップ、サーバーの隅々までを可視化する、プロアクティブな機密データの検出、脅威の特定と修復、証拠保全のデータ収集と調査といった機能を提供。

Access Manager (NetIQ)

シングルサインオン・アクセス制御。

Advanced Authentication (NetIQ)

パスワードレス、多要素認証

Application Security Aviator (Fortify)

AIを活用したコード解析と修正支援。Core Endpoint Protection / DNS Protection / EDR など(MSP向け製品含む)。

OpenText EnCase Endpoint Security

エンドポイントの異常なシステムアクティビティの検出と脅威の検証や、インテリジェンス、フォレンジックグレードのインシデント対応のオペレーティングシステムの中核部にいたるまで可視化する。

OpenText EnCase Endpoint Investigator

ノートパソコン、デスクトップ、サーバーへリモートアクセスをシームレスに提供し、外部の脅威や社内で発生する事案などのあらゆるインシデントを慎重に調査する。 

ディスカバリ (Discovery)

企業内に散在するあらゆる情報を整理、可視化することで、ビジネスにおける課題への回答を素早く発見、決定の迅速化を促し、ビジネスインパクトの最適化を実現するための製品群。主な機能として、検索をはじめ、セマンテックナビゲーション(意味検索)、dディスカバリ、自動分類、コンテンツ分析などを備える。

Content Management(コンテンツ管理)

世界114ヵ国の様々な大企業や官公庁において、およそ1億人のユーザーに利用されているOpenText ECMContent Suite Platform(旧製品名:Livelink ECM)を中心としたエンタープライズコンテンツ管理(ECM)製品群。特に、SAPアプリケーションやMicrosoftSaleceforceOracleなど多くの企業で活用されている業務システムを、非構造データを含めたあらゆる文書と紐づけて統合管理できる環境を提供。個別に管理されていたデータ及びコンテンツを一元管理することで、業務効率化を図ることができる。主な機能として、文書・コンテンツ管理をはじめ、アーカイブ、レコードマネジメント、電子メール管理、コンテンツ向けアプリケーション、キャプチャなどを備える。その他エコシステムとして、OpenText SAP SolutionsやOpenText Microsoft Solutionsなども提供。

OpenText Capture – Thrust API  (旧製品名:OpenText Capture Cloud Services )

紙および電子媒体をデータおよびコンテンツとするキャプチャーソリューション。

OpenText Content Management (Extended ECM)  ※ 旧製品名:Extended ECM

情報サイロを繋いで、SAPMicrosoft Office365Salesforce、SuccessFactorsやOracle、GovernmentとEngineeringを含むソリューション間の情報の流れを拡張させることで、業務プロセスの生産性を改善する。

OpenText Core Content Management (旧製品名:Core Content)

重要なビジネスアプリケーションにシームレスに統合しAIアシスタントで生産性を向上するインテリジェントなクラウドコンテンツ管理。

OpenText Documentum Content Management (旧製品名:Documentum)

日本では特に製薬業界で知られる、業種向けソリューションをも備えるECM製品。厳しい規制対象のビジネス環境下で、ビジネス文書のコラボレーション作業から、正確なプロセスを管理するケース管理ベースのアプリケーションに至るまで、コンテンツ中心のアプリケーションとソリューションが構築できる。

OpenText Information Archive(旧製品名:InfoArchive)

コンテンツアーカイブソリューション。情報ガバナンスや法的要件に準拠しながら、コンテンツのアーカイブ保管に関連する全体的なコスト削減が可能な、セキュアで長期的なアーカイブ戦略を展開する。

Business Network(B2B/EDI・サプライチェーン連携)

社内外における効率的で、安全かつコンプライアンスを満たす情報のやり取りを支援する機能群。主な機能として、FAXソリューションをはじめ、セキュアメッセージング、コネクティビティ、B2Bインテグレーションサービス、キャプチャ&認識などを備える。

Business Network Cloud / B2B Integration

EDI・サプライチェーン連携基盤。

B2B Integration Enterprise

国際EDIをはじめとした複雑な企業間商取引 (B2B) システム環境の統合を支援する、包括的なB2Bアウトソーシングサービス。B2Bプロセスの最適化をグローバルネットワークの中で構築することが可能。

OpenText B2B Managed Services

企業間B2B/EDIデータ連携をクラウド型のアウトソーシングサービスとして提供し、ネットワーク接続、データやプロトコルの変換、取引先との接続支援、変更管理などのサービスを提供。

OpenText Fax2Mail

FAXの送受信をPCで行うことが可能なインターネットFAXサービス。FAX機の混雑を解消し、セキュアな環境で機密文書の送受信が可能になる。ペーパーレス化の促進にも寄与。

RightFax / Internet Fax Services

FAX送受信管理。

Trading Grid / Supplier Hub

調達管理・EDI統合

DevOps / Quality / Testing

Application Quality Management

アプリケーションライフサイクル管理。

Functional Testing Lab

AIによるWeb/モバイルテスト自動化。

Observability & Service Management(IT運用管理)

AI Operations Management(Operations Bridge)

AIOpsによる統合運用監視。

Automation Center

ITプロセス自動化。

Service Management(SMAXなど)

ITSM/ITOMの統合管理。

Experience(顧客体験管理・デジタルマーケティング)

Experience Aviator

AIを活用したカスタマーエクスペリエンス向上。Webサイトをはじめ、モバイルデバイスやソーシャルネットワーク、コールセンターや印刷など、多様なチャネルとタッチポイントを横断して、企業がビジネスの中で顧客の体験を向上するためのソリューションとサービス。

OpenText Communications (Exstream) [+ OpenText Core Communications] :(旧製品名:Exstream)カスタマーコミュニケーション管理 (CCM)

業界最高速とされるエンジンをコアとする、マルチチャネルカスタマーコミュニケーションマネジメントソリューション。ユースケースとして一般的なバッチ/オンラインの他、事務プロセスと連携するインタラクティブな編集体験をサポート。旧CCE (Communications Center Enterprise: 旧StreamServe)も2017年に統合されている。

OpenText Core Web Optimization (旧製品名:Optimost)・・・ Web最適化

ユーザーの行動比較や好み、関心、リスクなどを明らかにするリアルタイムのテストを活用して、Webページ、メディアの利用やモバイルエクスペリエンスを最適化する。

OpenText Digital Asset Management [+ OpenText Core Digital Asset Management ]:(旧製品名:Media Management)・・・デジタルアセット管理 (DAM)

画像や動画などリッチメディアと著作権や有効期限などのメタデータを管理。Adobe Creative Cloudなどとも連携し、コンテンツ制作から承認、公開などのプロセスを通して、Webサイト、ソーシャルメディア、印刷など様々なメディアやチャネルに最適コンテンツを提供し、外部との大容量サイズのファイル共有にはSecure MFTが利用されている。

OpenText MediaBin  : デジタルアセット管理 (DAM)

オンプレミスとクラウドで提供されるデジタル資産管理ソリューション。

OpenText Web CMS (TeamSite)(旧製品名:TeamSite)

複数のデバイスタイプに対応したカスタム Webサイトやデジタルエクスペリエンスアプリケーションを管理。

OpenText Hightail

クリエイティブ向けコラボレーションソフトウェア。社内外のチーム間でのマルチメディアコンテンツを共有。ビジュアル資産に関する正確なフィードバックを収集してタスクを割当て、進捗状況や承認プロセスのトラッキングまで、クリエイティブ作業のプロセスを効率化する。

Platform / Cloud / Integration

Aviator IoT:IoTデータの統合と分析。

OpenText Cloud Management:クラウドの運用・コスト管理。

SAPMicrosoft 連携ソリューション

Business Network for Dynamics 365 / NetSuite:EDI統合。

Extended ECM for SAP / SuccessFactors:SAP 連携ドキュメント管理。

Vendor Invoice Management (VIM):請求書自動処理。

10. Legal(法務・eDiscovery)

AI

OpenText Aviator AI

ビジネス、データ、目標を理解するAI

OpenText Business Network Aviator

サプライチェーンにおける生成AIでより良い洞察を得る

OpenText Content Aviator

AIコンテンツ管理とインテリジェントなAIコンテンツアシスタントで業務を強化

OpenText Cybersecurity Aviator

AIサイバーセキュリティとアジャイルな脅威検出でセキュリティ体制を強化

OpenText DevOps Aviator

アプリの配信、開発、自動化されたソフトウェアテストの加速を実現

OpenText Experience Aviator

カスタマーサクセスのためのカスタマーコミュニケーションとカスタマーエクスペリエンスの向上

OpenText Fax Aviator

AIを活用してすべてのFAXを即座の行動に変える

OpenText MyAviator

意思決定の迅速化を支援する、セキュアな個人向けAIアシスタント機能。

OpenText Service Management Aviator

デジタルプロセス自動化

組織における業務効率の向上や複雑なプロセスの最適化を図ることで継続的なプロセス改善を実現し、広範囲なビジネスオペレーションをサポートするBPM製品群。ビジネス戦略からグローバルレベルでの実行までをリンクさせることで、柔軟な変換プラットフォームを実現。主な機能として、ビジネスプロセス管理をはじめ、大容量イメージング、ダイナミック・ケースマネジメント、プロセス向けアプリケーション、戦略ビジネスプランニング&モデリングなどを備える。

OpenText Process Automation

2018年のEP4リリースで、Process Suiteから製品名を変更し、よりローコード アプリケーションに重点を置いている。Cordysに起源を持つ、BPMとケースマネジメント両方のプロセス管理に加えて、エンティティモデリングによるアジャイルなアプリケーション開発とモバイル展開、またこれを支えるESB(Enterprise Service Bus)やマスターデータ管理(MDM)、ビジネスルール管理等を提供。ERPやCRMなど各種システムやWeb Services、同社製品以外を含むコンテンツサービス等とのコネクタを装備している。

ソリューション

エンタープライズ情報管理(Enterprise Information Management)

ビジネスの洞察力を高めるエンタープライズ情報管理(EIM)ソリューションのリーディングカンパニーとして、コンテンツ管理をはじめ、プロセス自動化/ケース管理、クラウドEDI/FAXサービス、ビッグデータ分析/可視化、Webコンテンツ最適化/デジタル資産管理、エンドポイントセキュリティ/内部フォレンジックなどのソリューションを提供。

出典

外部リンク




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