NGC 278とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > NGC 278の意味・解説 

NGC 278

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/17 03:01 UTC 版)

NGC 278
NGC 278
星座 カシオペア座
見かけの等級 (mv) 11.5[1]
視直径 2′.1 × 2′.0[2]
分類 SAB(rs)b[3]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  00h 52m 04.3s[1]
赤緯 (Dec, δ) +47° 33 02[1]
赤方偏移 0.002090[2]
視線速度 (Rv) 627±1 km/s[1]
距離 3900万光年[3]
絶対等級 (MV) -19.6[2]
他のカタログでの名称
UGC 528,[1] PGC 3051[1]
Template (ノート 解説) ■Project

NGC 278は、カシオペア座の方角、南のアンドロメダ座との境界付近にある孤立した渦巻銀河である。銀河系から約3900万光年の距離にあり、見た目の1秒角当たりの大きさは、190光年となる[3]。1786年12月11日にドイツ生まれの天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見された。ジョン・ドライヤーは、「かなり明るく、かなり大きく、丸く、付近には2つの10等星がある」と記述している[4]

銀河の形態分類ではSAB(rs)bに分類され[3]、"SAB"は銀河核周辺に弱い棒状構造を持つこと、"rs"は棒状構造の周囲のリング構造が不完全であること、"b"は中程度に急に巻きついた渦状腕を持つことを意味する。比較的小さくまとまった渦巻銀河で[3]、直径は2万3000光年[2]、複数の羊毛状の腕を持ち、の豊富な銀河核は明るいが活動銀河核には見えない[3]。しかし、中性水素は、銀河の直径の5倍に広がっている[2]

地球からはほぼフェイスオンのように見えるが、銀河面は地球からの視線方向に対して28°傾いており、円盤の長軸は116°の位置角英語版に向いている[3]銀河円盤の外側部分は歪んでいるように見え、そのため長軸が短軸に対して完全に垂直になっておらず[5]、いくらか歪んだ形態である[2]。内側の円盤は、いくつかの活発な星形成領域を含む[3]。星形成は半径6500光年の内側のリングの中で起こっており、小さな伴銀河との融合がきっかけとなっている可能性がある[6]。NGC 278の銀河中心核は、電離水素輝線が強いHII銀河中心核とされる[7]

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 NASA/IPAC Extragalactic Database”. Results for NGC 278. 2007年2月1日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 Sanchez-Gil, M. Carmen et al. (December 2015). “Corrugated velocity patterns in the spiral galaxies: NGC 278, NGC 1058, NGC 2500 & UGC 3574”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 454 (4): 3376-3390. arXiv:1509.07094. Bibcode: 2015MNRAS.454.3376S. doi:10.1093/mnras/stv2206.
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 Israel, F. P. (November 2009). “CI and CO in nearby galaxy centers. The star-burst galaxies NGC 278, NGC 660, NGC 3628 NGC 4631, and NGC 4666”. Astronomy and Astrophysics 506 (2): 689-702. arXiv:0908.3586. Bibcode: 2009A&A...506..689I. doi:10.1051/0004-6361/200811586.
  4. Seligman, Courtney. NGC Objects: NGC 250 - 299”. Celestial Atlas. 2020年9月7日閲覧。
  5. Garrido, O. et al. (February 2003). “GHASP: An Hα kinematic survey of spiral and irregular galaxies. II. Velocity fields and rotation curves of 15 galaxies”. Astronomy & Astrophysics 399: 51-61. Bibcode: 2003A&A...399...51G. doi:10.1051/0004-6361:20021784.
  6. Knapen, J. H. et al. (August 2004). “The nuclear ring in the unbarred galaxy NGC 278: Result of a minor merger?”. Astronomy & Astrophysics 423 (2): 481-493. arXiv:astro-ph/0405107. Bibcode: 2004A&A...423..481K. doi:10.1051/0004-6361:20034336.
  7. Ho, Luis C.; Filippenko, Alexei V.; Sargent, Wallace L. W. (1997年10月). “A Search for 'Dwarf' Seyfert Nuclei. III. Spectroscopic Parameters and Properties of the Host Galaxies”. Astrophysical Journal Supplement 112: pp. 315. Bibcode: 1997ApJS..112..315H. doi:10.1086/313041

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、NGC 278に関するカテゴリがあります。

座標: 00h 52m 04.3s, +47° 33′ 02″




英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語
  •  NGC 278のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「NGC 278」の関連用語

NGC 278のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



NGC 278のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのNGC 278 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS