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Margikarman

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/08 23:31 UTC 版)

Margikarman ItoA
ジャンル 探索型ロールプレイングゲーム
対応機種 Microsoft Windows2000 / 7
開発元 ゆうやけ
発売元 ゆうやけ
美術 スバルイチ
人数 1人
発売日 2013年3月15日
ゲームエンジン RPGツクール VX Ace
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Margikarman』(マージカルマン)は、ゆうやけにより2013年3月15日に公開されたロールプレイングゲームRPGツクール VX Aceを用いて制作されたフリーゲームである。キャラクターデザインはスバルイチが担当。 現時点でプレイできる最新バージョンは2.3。2014年2月2日に公開されたバージョン2.0以降は『Margikarman ItoA』(マージカルマン イトア)に改題されている。

概要

異界ものと学園ものを主軸とした探索型のロールプレイングゲーム。何らかの理由で死亡し、「境界人」と化した主人公達が現世と死後の世界「狭間の世界」を行き来しながら自らの死と向き合っていく。 本作ではHPを境界人でいられる「猶予」として扱い、ゲーム開始から高めに設定されている代わりに一切成長しない仕様となっている。また生者から入手可能な猶予を回復させるアイテムの回復量も0.6~4.8%程度に設定されており、プレイヤーはこの猶予をいかに守りつつ物語を進めるかを試される。 物語は全9章で構成されており、ひと月の間に起こる出来事を1章として扱っている。

あらすじ

季節外れのセミが鳴く春のある日、高校2年生を終えたばかりの硲幸丞は山の中で不思議な声を耳にする。 不思議な声に導かれるまま進んでいくと、そこは奇妙な回廊だった。回廊で謎の怪物「ダースト」に襲われた幸丞は間一髪のところで女死神に助けられるが、彼女から幸丞が死亡した事実を告げられる。 女死神がいうには生と死の狭間の存在「境界人」となった幸丞には自分でも忘れてしまった未練があるのだという。 かくして幸丞は自分の未練を思い出して狭間の世界から旅立つため、走り出すのだった。

登場人物

メインキャラクター

硲 幸丞(はざま こうすけ)
髪色:黒、チカラ:なし
主人公。東雲高校に通う、高校2年を終えて春休みを迎えたばかりの高校生。享年17。
バンドの仲間達と東雲山の心霊スポット巡りをしている最中に謎の声に導かれ、気が付いたら境界人となっていた。
死の心当たりがないまま現世と狭間の世界を行き来し、仲間達の手を借りながら自らの死の真相を探りに行く。
部活動は水泳部に所属し、バンド活動と写真撮影を趣味としている。
固有スキル名は水泳用語とカメラ用語を組み合わせたもの。
橘 葵生(たちばな あおい)
髪色:ミルクブラウン、チカラ:アニマルトーク
幸丞のバンド仲間・橘 悠生の妹。享年8。
飼い猫・エーシスを追いかけて道路に飛び出し、トラックにはねられ即死した。
生前は1人で過ごすことが多く、自分が死亡した事実にも気が付いていなかった。だが周囲の人間が自分のことを無視するようになったことと兄に触れなくなったことで自分の死を思い出し、ダーストになりかけるも幸丞の必死の説得で死を乗り越えた。
純真無垢で優しい性格だが夜の現世でオトナな行動をする境界人の行動など、答えづらい質問をして大人を困らせることもある。
固有スキル名は本人曰く「なんとなくできめた」。
神 蔵之助(じん くらのすけ)
髪色:赤、チカラ:ゴーストタッチ
狭間の世界で出逢った、お調子者な男性。享年27。
死を乗り越えてチカラを発現させた葵生に興味を示し、流れで幸丞の仲間になった。
40年前に東雲市で起きた連続放火事件の被害者で放火による火災で全焼した自宅に取り残された娘・美奈子を救出するが、火災で崩壊した自宅の下敷きになり死亡した。
死亡後は放火魔への怒りで狭間の世界にすら辿り着くことができずに暗闇の中をさまよっていたが、幸丞の死因探しに付き合っている最中に発生した藤代酒屋商店のボヤ騒ぎがきっかけで自分の死因と放火魔への復讐心を思い出し深淵の最奥で復讐心に飲み込まれかけたところを幸丞と葵生に助けられ、怒りを制御することに成功する。
普段はお調子者で子供っぽく賑やかな性格をしているが、自分を殺した放火魔が絡んだ話になると放火魔への怒りを露わにする復讐者となる。
他人から「おっさん」扱いされると「永遠の27(トゥエンティーセブン)だ」と反論して若者ぶろうとするが、「」などのネットスラングのような言葉遣いをする高校生に「けしからん」と苦言を呈するなど、本来の年齢が出てしまう場面が多い。
固有スキル名は蔵之助自身が好んだ酒の名前を拝借したもの。
咲良 愛海/女死神/「捨て去りし者」(さくら まなみ/めしにがみ/すてさりしもの)
髪色:マリンブルー、チカラ:ポゼッションM
幸丞が狭間の世界で最初に出逢った境界人でダーストに襲われた幸丞を救援し、幸丞に死の事実を伝えた。
他の境界人達を様付けした名字で呼び淡々とした態度で接するが、時々意味深な言動をする。
その正体は2年前に難病で死亡した幸丞の幼馴染。享年16。
中学まではバレーボールに打ち込む少女だったが、東雲高校に進学後に運動神経細胞が侵される難病に罹患し車椅子生活を送ることになってしまう。
病は早く進行し、その年の夏頃に死亡。娘の死にショックを受けた家族は東雲市から引っ越していった。
死亡後、境界人となった愛海は生者への深い嫉妬と「生」そのものへの執着、病に侵された自分自身への嫌悪から自分のすべてを捨て去り、白いロングヘアーをたなびかせる女死神へと姿を変える。
だがある日を境に捨て去ったはずのモノが暴走し、制御が利かなくなってしまう。暴走するチカラに飲み込まれそうになっていたところを幸丞に助けられ、愛海は捨て去ったものを取り戻す。
固有スキル名はバレーボール用語の組み合わせ。

サブキャラクター

メインキャラクターの家族

硲 美奈子(はざま みなこ)
幸丞の母で蔵之助の娘。
40年前に起きた火災で蔵之助に助けられた過去を持つ。
硲 幸博(はざま ゆきひろ)
幸丞の父で美奈子の夫。
硲 美尋(はざま みひろ)
幸丞の姉で大学生。
ラスター
硲家の飼い犬。オスのシベリアンハスキーウェルシュコーギーミックス
美尋を神格化する一方で幸丞を「幸スケベ」と呼んでいる。
橘 悠生(たちばな ゆうき)
葵生の兄で幸丞のバンド仲間。
葵生のわがままを聞いてあげることができないまま葵生と死別したことを悔やんでいる。
エーシス
橘家の飼い猫。メスのシンガプーラ
生前から葵生と仲が良い。自らの過ちで葵生が事故死してからは家に帰れずにいた。
神 美帆子(じん みほこ)
幸丞の祖母で蔵之助の妻。
数年前から腎臓病を患い透析が必要な身体になったが、1年前に見つかったドナーから臓器提供を受けている。
越境の四者となったドナーに憑りつかれたことにより命の危機に瀕するが、幸丞達の救援により命を救われた。

メインキャラクターの知り合い

藤代 俊明(ふじしろ としあき)
蔵之助の友人で藤代酒屋商店の店主。
幸田 太一(こうだ たいち)
幸丞のバンド仲間でドラム担当。
本郷 透(ほんごう とおる)
幸丞のバンド仲間でベース担当。
伊織 圭(いおり けい)
愛海の友人。名家のお嬢様。
父親を突然の自殺で失う。
三田 加奈子(みた かなこ)
愛海の友人。バレーボールに打ち込む眼鏡をかけた少女。

境界人

峰岸 明子(みねぎし あきこ)
幸丞の小学校時代の恩師。
幸丞が境界人になった時点ですでに髪が白くなっている。
トラックの運転手
禿げ頭の境界人。本名は不明。
葵生のトラック事故の加害者。事故を起こしたことを悔いて自殺した。
花子さん(はなこ)
東雲高校の2階にある女子トイレに住む境界人。
旧校舎時代の東雲高校の生徒だったが、校舎の屋上から飛び降りて自殺した。
騒音とうるさいおっさんを嫌っている。
貞子さん(さだこ)
東雲高校の3階にある女子トイレに住む境界人。
穏やかで情報通な女性。
マジカルマの店主
夜の商店街で境界人を相手に商売をしている男性。
越境の四者
善なる怨者(ぜんなるおんじゃ)
何らかの理由で植物人間と化した男性。担当医が誤って脳死判定したことでドナーとして全身の臓器を奪われ、そのまま死亡した。
死後、自分の臓器を移植した患者から自分の臓器を奪い返すために憑依し、移植された臓器を機能停止にすることで復讐をしていた。
歪みを貫く者(ゆがみをつらぬくもの)
40年前に起きた放火殺人事件の犯人で燃えるものに美意識を見出し、自らの犯行を「芸術活動」と称した放火魔。
何者かに誘われる形で焼身自殺を遂げたのちも自らのチカラを悪用し、放火を続けていた。
川越 孝正/囚われし者(かわごえ たかまさ/とらわれしもの)
東雲高校の教師で幸丞のクラスの担任。
数年前に死亡した境界人だが、自らの死体に憑りつくことによって生者とも普通に接するチカラをもつ。
旧校舎時代の東雲高校で起きた花子さんの自殺事件を止められなかったことを激しく悔やみ、死亡後も教師を続けることで贖罪をしていた。

その他

マール
狭間の世界と現世を繋ぐ『蜃気楼の門』の門番。
賑やかで語尾に「シ」をつけるマスコットキャラクター。
硲 永介/因果に選ばれし者(はざま えいすけ/いんがにえらばれしもの)
5年前に水難事故で死亡した幸丞の双子の弟。


作中用語

境界人(きょうかいじん)
現世に生きる生者と死後の世界に旅立った死者の中間に位置する、未練を残して死亡した者のこと。
感覚は生者のものと変わらないが人間の生者には姿が見えず、水面やカメラに姿が映らない。また、現世のモノに触れることもできない。
現世では夕方から夜明けまでの間だけ活動することができ、それ以外の時間帯は狭間の世界で過ごすことになる。
死亡してしばらくたつと髪の色が自分をイメージする色へと変色し、猶予が残りわずかになると白くなる。
チカラ
自らの死を思い出し、乗り越えた境界人に発現する特殊能力。発現した境界人がやり残したことをするための能力であり、未練や執着するものに依存する。
猶予(ゆうよ)
境界人が境界人としていられる残り時間。境界人となってから月日が過ぎると自然と減っていくが、ダーストや悪意のある境界人の攻撃を受けても減っていく。
猶予が尽きると死後の世界へ旅立っていくことになる。
ダースト
死の絶望に飲み込まれた状態で猶予が尽きた境界人が変貌する怪物。
完全に飲み込まれた境界人は自我を失い、倒されるのを待つしかなくなる。
狭間の世界(はざまのせかい)
現世と死後の世界の狭間にある、境界人が住まう世界。
現世と死後の世界を繋ぐ踊り場のような構造をしている。
深淵(しんえん)
境界人の生涯を反映した構造のダンジョン。自らの死を思い出し、負の感情に飲み込まれた境界人はこのダンジョンに引きずり込まれ、ダースト化が始まる。
主の願望を映し出した「第一層」、主の現実を映し出した「第二層」、主の死の光景を映し出した「第三層」、棺が置かれた最奥の祭壇で構成されている。
越境の四者(えっきょうのししゃ)
一般の境界人よりもはるかに強い執着心とチカラを持つ境界人。他人の猶予を奪う能力を有している。

小説

著:高崎とおる狭山葵シナリオ工房月光)、イラスト:八つ森佳、原作:ゆうやけ
2017年3月31日KADOKAWA/エンターブレインより発売。

評価

ファミ通.com』の連載『ニコニコ自作ゲームフェス3 セレクション』では2014年2月19日掲載の第8回にて取り上げられた。レビューの執筆担当者である市川美穂は作品全体を「練られたストーリーを短時間でぎゅぎゅっと満喫できるスタイリッシュRPG」と評し、「重めのシナリオだが、葵生ちゃんを筆頭に死んでもめげない明るいキャラが多く、コミカルなシーンも豊富で楽しくゲームを進められる。」と綴っている。

リンク

area106「Margikarman ItoA」ページ
Project S
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