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カラカルパク語

(Karakalpak language から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 14:42 UTC 版)

カラカルパク語
Qaraqalpaq tili
Қарақалпақ тили
話される国 ウズベキスタン
カザフスタン
アフガニスタン
ロシア
地域 中央アジア
話者数 412,000人
(1993年統計)
言語系統
表記体系 ラテン文字キリル文字
公的地位
公用語 カラカルパクスタン共和国
統制機関 統制なし
言語コード
ISO 639-2 kaa
ISO 639-3 kaa

ウズベキスタン内のカラカルパク語の分布(赤)
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カラカルパク語(カラカルパクご、カラカルパク語: Qaraqalpaq tiliウズベク語: Qoraqalpog‘ tiliロシア語: Каракалпа́кский язык, ロシア語ラテン翻字: Karakalpákskiy yazyk)は、中央アジアテュルク系言語の1つ。

カラカルパクスタン共和国ウズベキスタン領内の自治共和国)に居住するテュルク系民族であるカラカルパク人によって話される。話者の大半は、カラカルパクスタン共和国をはじめとするウズベキスタン領内に居住するが、カザフスタンアフガニスタンロシアトルコにも話者が存在する。

言語系統は、テュルク諸語の北西語群(キプチャク語群)に属し、カザフ語ノガイ語に近縁とされるが、近年では、語彙や文法面でウズベク語からの影響を顕著に受けている。

他のテュルク諸語と同様に母音調和の特徴を有する。

北西方言、および南東方言の2つの下位方言に分類される。

文字

1928年までアラビア文字で、1928年からラテン文字で書かれ、1940年キリル文字による正書法が制定された。1991年にウズベキスタンが独立した後、キリル文字を廃止してラテンアルファベットに戻すことが決定された。ウズベク語においてラテン文字の使用は今やタシケントを中心に広まっているが、1991年にはカラカルパク語にもラテン文字による新正書法が制定されたが、現在でもキリル文字による表記は広く使われている。その後、新しいカラカルパク語アルファベットの最後の変更は2016年に行われ、それまで使われていたアポストロフィのある文字の代わりに、アキュートを使用した正確な文字が導入された。

カラカルパク語の新旧正書法対照表
ラテン文字 キリル文字 ラテン文字 IPA
1928-1940 1940-1991 2016
Aa Аа Aa [a]
Əə Әә Áá [æ]
Bb Бб Bb [b]
Vv Вв Vv [v]
Gg Гг Gg [g]
Ƣƣ Ғғ Ǵǵ [ɣ]
Dd Дд Dd [d]
Ee Ее Ee [e]
- Ёё yo [jo]
- Жж Jj [ʒ]
Zz Зз Zz [z]
Ii Ии Ii [i]
Jj Йй Yy [j]
Kk Кк Kk [k]
Qq Ққ Qq [q]
Ll Лл Ll [l]
Mm Мм Mm [m]
Nn Нн Nn [n]
N̡n̡ Ңң Ńń [ŋ]
Oo Оо Oo [o]
Өө Өө Óó [œ]
Pp Пп Pp [p]
Rr Рр Rr [r]
Ss Сс Ss [s]
Tt Тт Tt [t]
Uu Уу Uu [u]
Yy Үү Úú [y]
Ŭŭ Ўў Ww [w]
Ff Фф Ff [f]
Xx Хх Xx [x]
Hh Ҳҳ Hh [h]
- Цц Cc [ʦ]
Çç Чч ch [ʧ]
Şş Шш sh [ʃ]
- Щщ sh [ʃ]
- Ъъ - -
Ьь Ыы Íı [ɯ]
- Ьь - -
- Ээ Ee [e]
- Юю yu [ju]
- Яя ya [ja]

2016年以前は、ÁはAʻ、ǴはGʻ、Iはİ(大文字・小文字ともに点のあるI)、ÍはI(大文字・小文字ともに点のないI)、ŃはNʻ、ÓはOʻ、ÚはUʻ、2009年以前はCはTSと表記されていた。

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