GraphML
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/13 17:00 UTC 版)
開発者 | Graph Drawing |
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初版 | 2007年4月5日 |
種別 | データ記述言語 |
派生元 | GML |
オープン フォーマット | yes |
ウェブサイト | graphml |
GraphMLは、グラフ用のファイル形式である。有向グラフ、無向グラフ、混合グラフ、ハイパーグラフ、アプリケーション固有の属性など、あらゆるグラフ構造をサポートする。XMLベースの構文を使用している。
概要
GraphMLファイルは、graph
要素を含むXMLファイルで構成され、その中には順序付けられていないnode
要素とedge
要素のシーケンスが含まれる。各node
要素はそれぞれ異なるid
属性を持ち、各edge
要素には、辺のエンドポイントを識別するためのsource
属性とtarget
属性があり、これらの属性は、エンドポイントのid
属性と同じ値を持つ。2つの頂点とそれらの間に1つの辺を持つ単純な無向グラフは次のようになる。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<graphml xmlns="http://graphml.graphdrawing.org/xmlns"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://graphml.graphdrawing.org/xmlns/1.0/graphml.xsd">
<graph id="G" edgedefault="undirected">
<node id="n0"/>
<node id="n1"/>
<edge id="e1" source="n0" target="n1"/>
</graph>
</graphml>
GraphML 言語の追加機能により、ユーザーは辺が有向か無向かを指定したり、頂点または辺に追加データを関連付けたりすることができる。
歴史
GraphMLプロジェクトは、ウィリアムズバーグで開催されたGraph Drawing 2000に先立ち、グラフ描画運営委員会によって開始された。シンポジウムの前夜にはファイル形式に関するワークショップが開催され、最終的にはグラフ描画運営委員会とその協力者にとっての標準となる、新しいXMLベースのファイル形式を定義するグループを結成することが合意された。
参照
- Gephi - GraphMLのlimited setをサポートするグラフ可視化ソフトウェア
- DOT
- Boost C++ libraries でGraphML形式を読み書き可能になる。
参考文献
外部リンク
- GraphMLのページへのリンク