Diamond Cruiserとは? わかりやすく解説

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Diamond Cruiser

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/06 23:31 UTC 版)

Diamond Cruiser
ダイヤモンドクルーザー
1996年8月4日、東京サマーランドで開催されたスーパーアメリカンフェスティバル ’96
概要
別名 ローライダー・カスタム車両
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1990年代(製作)
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン位置 フロント
駆動方式 FF
プラットフォーム 三菱・ディアマンテ
油圧サスペンション(ハイドロリクス)
油圧サスペンション(ハイドロリクス)
その他
ベース車両 三菱・ディアマンテ 2.5V SE(1991年型前期型)
協力 Toy House(旧所在地:埼玉県戸田市)
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Diamond Cruiser(ダイヤモンドクルーザー)は、1990年代に製作された三菱・ディアマンテ 2.5V SEをベースとするローライダー・カスタム車両である。

概要

車両には、インテリア、ファントムトップ、キャンディーフレークソウルペイント、ハイドロリクスデイトンコンビ、24Kゴールド仕様のステアリング、オーディオなどのカスタムが施された。

製作当時のオーナーは松村聰(現在の活動名:ネモトテント)で、Diamond Cruiserは、埼玉県大宮市(現・さいたま市)を拠点としたINDEPENDENCE C.C.(インディペンデンス カークラブ)の活動とともに、1990年代のローライダー・カーショーやクルージング、イベントなどに参加した。

Diamond Cruiserについては、国内外の雑誌掲載、カーショーや受賞記録、車両写真などの資料が残されている。

成立・製作

Diamond Cruiserは、1990年代に埼玉県戸田市のカスタムショップ、Toy House(トイハウス)で製作された。三菱ディアマンテをベースに、ローライダーとしての車両製作が行われ、外装、インテリア、ハイドロリクス、オーディオなど各部にカスタムが施された。なお、Toy Houseはその後移転しており、現在は埼玉県さいたま市(旧与野市)に所在する。

製作当時のオーナーは松村聰(現在の活動名:ネモトテント)で、カスタムの方向性やアイデアをもとに、Toy Houseの齋藤善也が製作に携わった。Toy Houseは当時の雑誌資料において、Diamond Cruiserの製作または協力先として記載されている。


1997年7月の『Daytona JS』Vol.3では、Diamond Cruiserについて「OWNER:S. MATSUMURA」「協力:TOY HOUSE」と記載されている。[1]

また、1999年6月の『ローライダーマガジン 日本版』No.32の「全国版 ローライダーショップリスト」にはTOY HOUSEが掲載され、所在地として埼玉県戸田市が記載されている。[2]

車両は「Diamond Cruiser」の名称でローライダー・カーショーなどに出展され、1990年代の日本のローライダー・シーンで活動した。

ベース車両

Diamond Cruiserのベース車両には、1991年型前期型の三菱・ディアマンテ 2.5V SEが使用された。

三菱ディアマンテは、三菱自動車工業が生産した乗用車で、Diamond Cruiserではこの車両をベースとしてローライダー・カスタムが施された。

1990年代の雑誌掲載では、Diamond Cruiserは「MITSUBISHI ’91 DIAMANTE」や「ディアマンテ・セダン ’91年型」などの表記で紹介されている。[3][4]

カスタム

Diamond Cruiserは、ベース車両である三菱ディアマンテに対し、外装、インテリア、ハイドロリクス、ホイール、ステアリング、オーディオなど、車両全体にわたるカスタムが施された。

外装にはファントムトップとキャンディーフレークソウルペイントを採用し、リヤトランクの側面にはダブルクロス・フレンチアンテナを装着。足回りには8インチシリンダーを用い、2ポンプ4バッテリーのハイドロリクスシステムとデイトンコンビを組み合わせた。ステアリングには24Kゴールド仕様のパーツを用いた。

インテリアはToy Houseによる製作で、レッド、ピンク、ブラックを基調としたフルモケット仕様。パイプフレーム製シートやセンターコンソールなどのワンオフパーツを取り入れ、オーディオシステムにはRockfordおよびKICKERの機器を使用した。リヤセンターコンソール内にはウーハーボックスを設けた。

天井にはシャンデリアを配し、シャンパンラックやグラスホルダーも備えた。また、トランクにもギャザーとボタン締めによる内装を施し、アクアチューブを備えたハイドロポンプシステムを設置した。

これらの仕様は、1990年代後半に掲載されたローライダー関連雑誌などでも紹介されている。[5][6]

所有・活動

Diamond Cruiserは、製作当時、松村聰(活動名:ネモトテント)が所有していた。車両は「Diamond Cruiser」の名称でローライダー・カーショーなどに出展され、INDEPENDENCE C.C.の活動とも関係していた。

1995年から1997年にかけて、国内各地で開催されたローライダー・カーショーに参加し、各種アワードを獲得している。また、当時の国内ローライダー関連雑誌に掲載され、1990年代後半には海外のローライダー関連書籍にも紹介された。

Diamond Cruiserに関する当時のエントリー資料、受賞記録、雑誌掲載資料、写真などが現在も残されており、車両の製作からショー活動に至るまでの記録が保存されている。

松村聰は、1999年4月の『LOWRIDER MAGAZINE 日本版』No.31の特集「その道のエキスパートから学ぶ『ローライダー』な将来!!」において、エキスパート4「ウェア・ショップ編」の人物として取り上げられている。記事では「松村サンのこれまでの歩み」として経歴が紹介され、プロフィールには「松村 聰サン(28歳)」「埼玉県在住・自営業」「M-MAXスーパー・スター・ウェアー代表」と記載されている。[7]

また、『ローライディング』P194の「CLR SHOP LIST」には、「M-MAX Super Star WEAR」がショップとして掲載されている。[8]

ショー・受賞歴

Diamond Cruiserは、1995年から1997年にかけて国内で開催されたローライダー・カーショーなどに出展した。

1995年の「LOWRIDER CAR SHOW JAPAN TOUR」では、90’s マイルドカスタム部門で1位を獲得した。[9]

1996年の「LOWRIDER CAR SHOW JAPAN TOUR」では、ポートメッセ名古屋で開催された大会において、ラグジュアリー・フルカスタム部門1位を獲得し、SPECIAL AWARDとしてBEST INTERIORも受賞した。[10]

同年の東京FINALでは、ラグジュアリー・フルカスタム部門1位を獲得し、BEST INTERIORのSPECIAL AWARDも受賞した。[11] また、1996年のシリーズでは「1996 SERIES POINTS WINNER」としてLUXURY FULLの記録を残している。[12]

1996年8月4日に東京サマーランドで開催された「SUPER AMERICAN FESTIVAL ’96」では、THE KING OF LOWRIDERおよびLOWRIDER MAGAZINE AWARDを受賞した。[13]

1997年の「LOWRIDER CAR SHOW JAPAN TOUR」では、幕張KICK OFFでフルカスタム部門1位を獲得し、ベストインテリアも受賞した。[14] また、当時の受賞トロフィー、車両確認票、自走可承認証などの資料も残されている。[15]

1997年3月16日に東京サマーランドで開催された「EAST JAPAN ’97」では、BEST IN SHOW、COMPACT CAR’S SEMI CUSTOM 1位、CAR’S BEST INTERIORの記録が残されている。[16]

同年の東京FINALでは、ラグジュアリー・ラディカルカスタム部門3位となり、BEST INTERIORのSPECIAL AWARDも受賞した。[17]

これらのほか、現存する受賞トロフィー、当時のエントリー資料、車両確認票、自走可承認証などから、1995年から1997年にかけての受賞記録を確認することができる。

雑誌掲載

Diamond Cruiserは、1990年代から2000年代初頭にかけて、国内外のローライダー関連媒体に掲載された。

国内では、ローライダーマガジン 日本版英語版)、『Daytona JS』、『By BEE』、『LOWRIDER 1999 名車名鑑』、『Vanning & Truckin』などに掲載されている。

1996年12月号の『ローライダーマガジン 日本版』No.17では、「LOWRIDER JAPAN’S SELECTION」としてP32–35の4ページにわたり特集され、表紙にも掲載された。[18]

1997年7月の『Daytona JS』Vol.3では、MITSUBISHI ’91 DIAMANTEとしてP146–147にわたり紹介され、誌面には「OWNER:S. MATSUMURA」「協力:TOY HOUSE」と記載されている。[1]

『By BEE』デビュー号Vol.1では、「PURE AMERICAN STYLE」としてP111–113の3ページにわたりDIAMOND CRUISERが紹介され、車両のカスタムだけでなく、オーナーである松村聰へのインタビューも掲載された。誌面では松村聰がINDEPENDENCE C.C.所属の人物として紹介されている。[19]

1997年5月1日発行の『Vanning & Truckin』No.105では、「LOWRIDER CAR SHOW」の記事にDiamond Cruiserが「COMPACT」として掲載されている。写真にはINDEPENDENCE C.C.のクラブフラッグが写っている。[20]

1999年9月の『LOWRIDER 1999』では、「LOWRIDER JAPAN’S SELECTION」としてP121に掲載され、車両について「協力:TOY HOUSE」と記載されている。[21]

2000年には小学館の『sabra』009号にも登場し、有明レインボースペースで開催されたローライディングパーティー「THE FUN」に関連する記事の中で、DIAMOND CRUISERが写真に登場している。また、写真にはINDEPENDENCE CAR CLUBのクラブフラッグが写っている。[22]

海外では、2001年にアメリカで出版されたRobert Genat著『LOWRIDERS: The Cars, The Culture, The Clubs』にも掲載され、日本で製作されたローライダーの例として紹介されている。同書P32にはDiamond Cruiserが掲載され、P94にはINDEPENDENCE C.C.が掲載されている。[23]

脚注

  1. 1 2 『Daytona JS』Vol.3、ネコ・パブリッシング、1997年7月1日、P146–147。国立国会図書館請求記号:Z16-2361。
  2. 『ローライダーマガジン 日本版』No.32、芸文社、1999年6月、P207。
  3. 『Daytona JS』Vol.3、ネコ・パブリッシング、1997年7月1日、P146–147。国立国会図書館請求記号:Z16-2361。
  4. 『ローライダーマガジン 日本版』No.20、芸文社、1997年6月1日、P117–118。国立国会図書館請求記号:Z16-B440。
  5. 『ローライダーマガジン 日本版』No.17、芸文社、1996年12月1日、P32–35。国立国会図書館請求記号:Z16-B440。
  6. 『Daytona JS』Vol.3、ネコ・パブリッシング、1997年7月1日、P146–147。国立国会図書館請求記号:Z16-2361。
  7. 『LOWRIDER MAGAZINE 日本版』No.31、芸文社、1999年4月、特集「その道のエキスパートから学ぶ『ローライダー』な将来!!」エキスパート4「ウェア・ショップ編」。
  8. 『ローライディング』P194「CLR SHOP LIST」。
  9. 1995年「LOWRIDER CAR SHOW JAPAN TOUR」受賞トロフィーおよび当時のエントリー資料。
  10. 『ローライダーマガジン 日本版』No.17、芸文社、1996年12月1日、P85。国立国会図書館請求記号:Z16-B440。
  11. 1996年「LOWRIDER CAR SHOW JAPAN TOUR」東京FINALの受賞トロフィーおよび当時のエントリー資料。
  12. 1996年「JAPAN TOUR」シリーズポイントに関する受賞資料。
  13. 『ローライダーマガジン 日本版』No.17、芸文社、1996年12月1日、P86。国立国会図書館請求記号:Z16-B440。
  14. 『ローライダーマガジン 日本版』No.20、芸文社、1997年6月1日、P118。
  15. 1997年「LOWRIDER CAR SHOW JAPAN TOUR」幕張KICK OFFの受賞トロフィー、車両確認票および自走可承認証。開催日:1997年2月23日。
  16. 『ローライダーマガジン 日本版』No.20、芸文社、1997年6月1日、P117。
  17. 1997年「LOWRIDER CAR SHOW JAPAN TOUR」東京FINALの受賞トロフィー、車両確認票および自走可承認証。開催日:1997年10月26日。
  18. 『ローライダーマガジン 日本版』No.17、芸文社、1996年12月1日、P32–35。国立国会図書館請求記号:Z16-B440。
  19. 『By BEE』デビュー号 Vol.1、英知出版、1996年11月1日、P111–113。国立国会図書館請求記号:Z16-B464。
  20. 『Vanning & Truckin』No.105、1997年5月1日発行、「LOWRIDER CAR SHOW」。
  21. 『LOWRIDER 1999|ローライダー名車名鑑』、芸文社、1999年9月10日、P121。『ローライダーマガジン 日本版』1999年9月号増刊。国立国会図書館請求記号:Z16-B440。
  22. 『sabra』009号、小学館、2000年9月28日、P7「東京露出鏡」。国立国会図書館請求記号:Z71-D885。
  23. Robert Genat, LOWRIDERS: The Cars, The Culture, The Clubs, MBI Publishing Company, 2001, ISBN 0-7603-0962-0, P32, P94。



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