Arrog
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/23 18:56 UTC 版)
| ジャンル | ポイント・アンド・クリック形式パズルゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | iOS Android Steam(Microsoft Windows) Nintendo Switch PlayStation 4 |
| 開発元 | LEAP Game Studios Hermanos Magia |
| 発売元 | Playdigious(iOS, Android) indienova(Windows, Switch) Nakana Sp. z o.o.(PS4) |
| プロデューサー | Maieo Alayza Luis Wong |
| ディレクター | Mateo Alayza Moncloa |
| デザイナー | Maieo Alayza Moncloa Vania Castagnino Diego Rodrigues L. Sol Sanchez Portocarrero Francisco "Zisco" Mora Jaime "Kuai Chan" Chirif Watanabe |
| プログラマー | Sol Sanchez Portocarrero Francisco "Zisco" Mora |
| 音楽 | Jaime "Kuai Chan" Chirif Watanabe |
| 美術 | Mateo Alayza Moncloa |
| 人数 | 1人 |
| 発売日 | iOS, Android 2020年7月21日 Steam 2020年7月28日 Switch 2020年11月26日 PS4 |
| ゲームエンジン | Unity[1] |
『Arrog』は、ペルーのインディーゲームスタジオのLEAP Game StudiosとHermanos Magiaが開発し2020年7月21日に発売されたポイント・アンド・クリック形式のパズルゲーム。
ラテンアメリカの伝統的な死生観をテーマにしており、夢の中で自分の死を受け入れようとする主人公の男性が死に向かって旅立つ姿が描かれる。手描きアニメーションの合間に挿入される8種類のパズルを解き進めていくという内容で、30分程度でエンディングを迎える[2]。
開発
本作ディレクターのマテオ・アレイザは、アーティストとして常日頃から死をテーマにした探求を行っていた。これは単なる不気味な執着ではなく、死を人生と一体のものとして捉え、死を受け入れることは人生を受け入れることという考えに基づいている。そして、自身の経験の集大成として、ペルーという国の背景や、このテーマがペルーで持つ文化的影響を反映したインディーゲームを作りたいと考えた。本作のような作品はペルーやラテンアメリカのゲーム業界では珍しく、アレイザは、独自のテーマを世界に発信できることを示す試みと語っている[1]。
本作のアートスタイルはシンプルで、大部分はモノクロで描画され、所々に色が使われている。シンプルな画風については、ペルーの民衆芸術のサルワの板絵と伝統工芸品のマテ・ブリラードから着想し、加えて、最小限の表現に抑えることでプレイヤーの想像力を守り、死についての先入観を持たれないようにしたいという意図も込められている。また、モノクロは現実世界を表しており、主人公が現実世界から抜け出して状況を悟り新たな世界へ踏み出すという流れを示す表現として色が用いられている[1]。
本作内のパズルは、プレイヤーに物語と体験に集中してもらいたいという思いから、説明がほとんどなく直感的に解けるような非常にシンプルなものになっている。全てのパズルは、物語と連動するメタファーとして機能しており、パズルを解く行為が物語の内容の理解につながるよう設計されている[1]。
評価
- 2019 Fun & Serious Game Festival 「Best FS Play」受賞[3]
- 文化庁メディア芸術祭 第23回 エンターテインメント部門 審査委員会推薦作品[4]
- 2021 IGF Awards 「Audience Awards」受賞、「Excellence in Visual Art」ノミネート[5]
- 釜山インディーコネクトフェスティバル 2021 「Excellence in Audio」「Excellence in Experimental」受賞[6]
- Lima Web Fest 2021 「Mejor videojuego para celulares(ベストモバイルビデオゲーム)」受賞[7]
- BIG Festival 2021 「Mejor juego diversidad(ベストダイバーシティゲーム)」受賞、「Mejor Arte(ベストアート)」「Mejor Juego Latinoamericano(ベストラテンアメリカゲーム)」ノミネート[8]
脚注
- 1 2 3 4 Joel Couture (2021年6月4日). “How IGF Finalist Arrog explores death, mourning, and acceptance” (英語). Game Developer. 2026年8月23日閲覧。
- ↑ 小野憲史 (2021年7月15日). “『Arrog』ゲームの意味を解体するアートゲーム【インディーゲームレビュー 第101回】”. GAMERS ZONE. 2026年8月23日閲覧。
- ↑ “Jedi Fallen Order triumphed at the Titanium Awards: won three statuettes, including Game of the Year” (英語). PR Underground (2019年12月11日). 2026年8月23日閲覧。
- ↑ “エンターテインメント部門”. 文化庁メディア芸術祭. 2026年8月23日閲覧。
- ↑ “2021 Finalists & Winners” (英語). Independent Games Festival. 2026年8月23日閲覧。
- ↑ “BIC Festival Xアカウント” (2021年9月12日). 2026年8月23日閲覧。
- ↑ “Lima Web Fest: Conoce a las producciones ganadoras del festival peruano más grande del entretenimiento digital” (スペイン語). Perú21 (2021年9月17日). 2026年8月23日閲覧。
- ↑ “El videojuego peruano Arrog se corona en el evento más importante de la industria en Latinoamérica” (スペイン語). El Comercio (2021年10月5日). 2026年8月23日閲覧。
外部リンク
- Arrogのページへのリンク