Arianrhod
アリアンロッド
(Arianrhod から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/14 07:28 UTC 版)
アリアンロッドまたはアリアンフロド/アランロド[1](Arianrhod, Aranrhod, Arianrod)は、ケルト神話(ウェールズ神話)の女性(女神)で、ウェールズ文学では名高い美女として登場する。彼女をめぐる物語は、より古い時代の月の女神の物語に基づいていると考えられる[2]。アリアンフロドとは、ウェールズ語で「銀の円盤」または「銀の輪・車輪」を意味する[2]。
- ^ マイヤー『ケルト事典』訳書では、アリアンフロド、グリーン『ケルト神話・伝説辞典』訳書では、アランロド。
- ^ a b c Oxford Dictionary, p.24。
- ^ マルカル (2001, p. 11)は姉であるとしている。
- ^ グリーンによれば国土の生命力と処女の持つ繁殖力とが関連付けられている(グリーン 1997, pp. 70, 168)。
- ^ グリーン 2006, p. 230.
- ^ ダラン・エイル・トン、大波の子ダラン
- ^ a b マルカル『ケルト文化事典』、p.11。
- ^ スェウ・スァウ・ゲフェス(Lleu Llau Gyffes, フレウ・フラウ・ゲフェス、手先の器用なガフェス)
その名は「光」を意味し、リースは同源の名を持つアイルランド神話のルーと同一視している(リース 2001, p. 639)。
/ll/ の連続子音は、ウェールズ語では、/l/ に近い無声音で、強い気息音を伴う。これを h+l で表現すると、Lleu は「フレウ」あるいは「フレイ・フリュー」のように転写される。しかし、s の子音で転写する方がより原音に近いようである。グリーンとマイヤーの両訳書で、「サ行」で転写されている。 - ^ グリーン、p.40。
- ^ カエルは元々後期ラテン語の派生で、ウェールズ語に取り入れられた。(マルカル 2001, p. 38)
- 1 アリアンロッドとは
- 2 アリアンロッドの概要
- Arianrhodのページへのリンク