4MLinux
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/15 06:41 UTC 版)
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OSの系統 | Linux(Unix系) | ||
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開発状況 | 開発中 | ||
初版 | 2010年 | ||
最新安定版 | ![]()
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パッケージ管理 | なし | ||
プラットフォーム | クロスプラットフォーム | ||
カーネル種別 | モノリシック (Linux) | ||
後続品 | 4MServerと4MLinux(厳密には異なるバージョン。) | ||
ウェブサイト | 4mlinux |
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サポート状況 | |||
サポート中 |
4MLinuxは、32ビットおよび64ビットアーキテクチャの両方を対象に開発された軽量Linuxディストリビューションである[2][3]。「4MLinux」という名称は、OSの4つの主要コンポーネントに由来している。その4つとは、Maintenance(レスキュー用Live CDとして使用可能)、Multimedia(ほとんどすべてのマルチメディアフォーマットに対応)、Miniserver(LAMP環境を実行する64ビットサーバを含む)、そしてMystery(Linuxのクラシックゲームのコレクションを含む)である[4]。このディストリビューションはポーランドで開発され、2010年に初めてリリースされた[5]。パッケージマネージャは含まれておらず、デフォルトのウィンドウマネージャとしてJWM(Joe's Window Manager)が使用されている。また、Conky[6]やWine(Windowsアプリケーション用の互換レイヤー)がプリインストールされており、パッケージマネージャが存在しないため、プログラムをインストールする際にはLinux版ではなくWindows版を取得する[7]。このディストリビューションは、軽量ディストリビューションを好む人々をターゲットとしている[8]。「4MLinux Game Edition」と呼ばれるバージョンもあり、『Doom』や『Hexen』といった90年代のゲームをネイティブに提供している[9]。
このディストリビューションには、4MServerと4MLinuxという2つの異なるバージョンが存在する。4MLinuxはHDDにインストールする場合128MBのRAMを必要とし、Live CD/USBとして使用する場合は1024MBのRAMを必要とする。一方、4MServerはHDDにインストールする場合256MBのRAMを必要とし、Live CD/USBとして使用する場合は2048MBのRAMを必要とする[3]。
脚注
- ^ "4MLinux 49.0 STABLE released."; 閲覧日: 2025年7月31日; 著者名 (文字列): 4mlinux; 出版日: 2025年7月31日.
- ^ DistroWatch. “DistroWatch.com: 4MLinux”. distrowatch.com. 2018年8月9日閲覧。
- ^ a b “4MLinux - download” (英語). 4mlinux.com. 2018年8月9日閲覧。
- ^ “4MLinux Revives Your Older Computer [Review | It's FOSS”] (英語). It's FOSS. (2018年5月7日) 2018年8月9日閲覧。
- ^ “4MLinux Is So Lightweight It's Anemic | Reviews | LinuxInsider” (英語). www.linuxinsider.com. 2018年8月9日閲覧。
- ^ “4MLinux: More Than Just Another Lightweight Distro” (英語). Linux.com | The source for Linux information (2018年6月29日). 2018年8月9日閲覧。
- ^ Bärwaldt, Erik. “Multifunctional » Linux Magazine” (英語). Linux Magazine. 2018年8月9日閲覧。
- ^ Lynch, Jim. “Is Linux kernel design outdated?” (英語). InfoWorld 2018年8月9日閲覧。
- ^ Stahie, Silviu. “4MLinux Game Edition Lets You Play Natively Games like Doom or Hexen” (英語). softpedia 2018年8月9日閲覧。
外部リンク
- 4MLinuxのページへのリンク