4MLinux
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/12 16:36 UTC 版)
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OSの系統 | Linux(Unix系) |
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開発状況 | 開発中 |
初版 | 2010年 |
最新安定版 | 49.0 / 2025年7月31日 |
パッケージ管理 | なし |
プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
カーネル種別 | モノリシック (Linux) |
ウェブサイト | 4mlinux |
4MLinuxは、32ビットおよび64ビットアーキテクチャの両方を対象に開発された軽量Linuxディストリビューションである[1][2]。「4MLinux」という名称は、OSの4つの主要コンポーネントに由来している。その4つとは、Maintenance(レスキュー用Live CDとして使用可能)、Multimedia(ほとんどすべてのマルチメディアフォーマットに対応)、Miniserver(LAMP環境を実行する64ビットサーバを含む)、そしてMystery(Linuxのクラシックゲームのコレクションを含む)である[3]。このディストリビューションはポーランドで開発され、2010年に初めてリリースされた[4]。パッケージマネージャは含まれておらず、デフォルトのウィンドウマネージャとしてJWM(Joe's Window Manager)が使用されている。また、Conky[5]やWine(Windowsアプリケーション用の互換レイヤー)がプリインストールされており、パッケージマネージャが存在しないため、プログラムをインストールする際にはLinux版ではなくWindows版を取得する[6]。このディストリビューションは、軽量ディストリビューションを好む人々をターゲットとしている[7]。「4MLinux Game Edition」と呼ばれるバージョンもあり、『Doom』や『Hexen』といった90年代のゲームをネイティブに提供している[8]。
このディストリビューションには、4MServerと4MLinuxという2つの異なるバージョンが存在する。4MLinuxはHDDにインストールする場合128MBのRAMを必要とし、Live CD/USBとして使用する場合は1024MBのRAMを必要とする。一方、4MServerはHDDにインストールする場合256MBのRAMを必要とし、Live CD/USBとして使用する場合は2048MBのRAMを必要とする[2]。
脚注
- ^ DistroWatch. “DistroWatch.com: 4MLinux”. distrowatch.com. 2018年8月9日閲覧。
- ^ a b “4MLinux - download” (英語). 4mlinux.com. 2018年8月9日閲覧。
- ^ “4MLinux Revives Your Older Computer [Review | It's FOSS”] (英語). It's FOSS. (2018年5月7日) 2018年8月9日閲覧。
- ^ “4MLinux Is So Lightweight It's Anemic | Reviews | LinuxInsider” (英語). www.linuxinsider.com. 2018年8月9日閲覧。
- ^ “4MLinux: More Than Just Another Lightweight Distro” (英語). Linux.com | The source for Linux information (2018年6月29日). 2018年8月9日閲覧。
- ^ Bärwaldt, Erik. “Multifunctional » Linux Magazine” (英語). Linux Magazine. 2018年8月9日閲覧。
- ^ Lynch, Jim. “Is Linux kernel design outdated?” (英語). InfoWorld 2018年8月9日閲覧。
- ^ Stahie, Silviu. “4MLinux Game Edition Lets You Play Natively Games like Doom or Hexen” (英語). softpedia 2018年8月9日閲覧。
外部リンク
- 4MLinuxのページへのリンク