4-シアノピリジンとは? わかりやすく解説

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4-シアノピリジン

分子式C6H4N2
その他の名称4-Cyanopyridine、4-Pyridinecarbonitrile、Isonicotinonitrile、Pyridine-4-carbonitrile
体系名:4-シアノピリジン、4-ピリジンカルボニトリル、イソニコチノニトリル、ピリジン-4-カルボニトリル


4-シアノピリジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 08:20 UTC 版)

4-シアノピリジン(4-Cyanopyridine)とは、ピリジンの4位の炭素(ピリジン分子内唯一の窒素原子から最も遠い炭素)に結合している水素が、シアノ基に置換された構造の有機化合物である。CAS登録番号は100-48-1。

性質

4-シアノピリジンの化学式はC6H4N2、モル質量は104.112 (g/mol)である [1] 。 760 (mmHg)における融点は77 ℃から81 ℃ほど、沸点は196 ℃なので [2] 、常温常圧においては固体として存在する。なお、引火点は88 ℃と [2] 、融点に近く、沸点よりも100 ℃以上低い。

反応

4-シアノピリジンは、結核治療薬の1種であるイソニアジドの合成原料として使用することもできる。反応は、以下の図の通りである。

イソニアジド合成法のうちの1つ。4-シアノピリジンを出発物質とした時の工程。なお最も右の化合物がイソニアジドである。

出典

  1. ^ 4-CYANOPYRIDINE
  2. ^ a b Material Safety Data Sheet (4-Cyanopyridine)


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