角田紀臣

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角田紀臣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/07/19 20:15 UTC 版)

角田紀臣（つのだ のりおみ、1979年5月2日 - ）は、日本の\[\[柔道整復師]]・整体師・セラピストである。つのだ式関節整体という独自の手技を提唱し、関節の構造に着目した予防的アプローチを推進している。自身の手法を用いたセミナーや講演活動も行っており、施術業界の教育・啓発にも関与している。活動内容は一部メディアやイベント報告で取り上げられている。。高額な施術費用で知られる一方、国内外からの指名が絶えず、5000人以上の予約待ち患者を抱えるとも報じられている。

略歴

角田は約20年にわたり施術業務に携わり、2010年11月に東京都荒川区で「あおい接骨院」を開業した。臨床現場での経験を重ねるなかで、足首の構造と全身バランスの関係性に注目し、「つのだ式足首理論」と称するアプローチを提示した。

2018年には東京都銀座にて「True Treat GINZA」という会員制の整体施設を設けた。同施設は施術対象を限定した形での運営が行われている。

2022年には、ストレートネック対策の枕製品「つのだ式首ラクまくら」をクラウドファンディングで公開し、製品開発への関与も行った。また、同年にアメリカの代替医療誌『Alternative Therapies in Health and Medicine』へ施術理論に関する学術論文を投稿し、査読プロセスに入っているとされる。

2023年からは、スポーツ業界関係者との連携を深め、海外出張施術やトレーナーへの指導活動にも取り組んでいる。翌2024年には、セラピストの連携を目的とした「全国予防未病セラピスト会」および「一般社団法人予防医科学推進協会」の設立にも関与している。

また、YouTubeチャンネル『つのだ式関節整体チャンネル』を開設し、予防医療に関する解説や後進育成に関する情報も発信している。 \= 活動 == つのだ式関節整体は、数秒間のタッチによって関節のズレを整復する独自手技であり、患者本人に強い負担を与えることなく施術効果を実感できる点が特徴とされる。この手法は医学的な筋肉・骨格の構造に基づいて設計されており、再現性の高さと即効性のある矯正技術として、施術者のみならず医師やトレーナーからも注目されている。

2022年には、スマートフォンやPC使用によるストレートネック（テキストネック）に着目し、「つのだ式首ラクまくら」を開発。クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて実施された先行販売では、約660万円の支援金を集めるなど反響を呼んだ。

さらに同年、アメリカの代替医療専門誌『Alternative Therapies in Health and Medicine』に、つのだ式関節整体の理論をもとにした2本の学術論文を投稿した。いずれも最終選考へ進出したのち、海外の医学博士らによって2025年現在も査読が進行中であり、当該論文は16種の学問分野から選考研究が引用されていることから、査読の判定が難航しているとされる。

国際展開

2023年にはシンガポールやアメリカをはじめとする海外の富裕層からの招請を受け、出張施術をスタート。その後、サウジアラビアにまで顧客が拡大し、日本の整体技術の国際的評価を高める一因となった。

施術対象はスポーツ分野にも及び、プロアスリートやチームトレーナーへの指導実績を持つ。米メジャーリーグ（MLB）のタンパベイ・レイズで一軍アスレティックトレーナーを務める福田紳一郎に対して、「つのだ式四肢関節調整法」「つのだ式椎体調整法」などの技術指導を実施。福田は初の海外弟子として「Japan Joints Adjuster（JJA）」資格を取得し、認定された。

2024年にはNBAアトランタ・ホークスのアスレティックトレーナーであり、パリ五輪銅メダルを獲得したセルビア男子バスケットボール代表チームのトレーナーも務める内田貴広を2人目の海外弟子として認定している。

これらの技術提供を通じて、角田は「日本の医療やセラピストは世界一である」という信念を掲げ、「日本発の関節ケア技術」の国際展開を図ると同時に、各国での技術者育成や認定制度の構築、そして日本の強みである観光や和食に続き、新たに日本のヘルスケアブランドで世界をリードするために活動している。= 医療連携・教育活動 == 2023年12月、慶應義塾大学日吉キャンパスにて「関節ケアの重要性」をテーマにした日米合同のセミナーを主催。イベントには、MLBや日本プロ野球、プロゴルフ界、医療・栄養業界からの専門家が登壇し、一般向けに関節のセルフケア指導や講義を行った。

2024年6月には「全国予防未病セラピスト会」を立ち上げ、地域医療と施術家の連携体制の構築を目指す活動を開始。さらに同年12月には「一般社団法人予防医科学推進協会」を設立し、医師・歯科医師・セラピストが連携した予防ケアの普及に取り組んでいる。

評価

2025年6月には、国家資格保有者を対象とした「つのだ式関節整体セミナー」がオンラインで開催され、理学療法士・柔道整復師・鍼灸師など1,800名以上が参加した。参加者からは「施術家人生が変わる衝撃的な内容だった」との声も寄せられ、角田の提唱する施術理論の実効性に注目が集まった。

彼のアプローチは、日本の高齢社会における健康課題に新たな視点を提供するものとして、対症療法中心だった健康ケア分野に革新をもたらしている。角田は「関節の不調和こそが最終的な健康課題である」とし、超高齢化が進み社会保障維持困難を迎えている日本社会において、寝たきり予防や健康寿命の延伸に向けた「予防未病ケア」の重要性を発信している。医療機関との適切な協力体制を強化し、世界に向けて遅れている“セラピストが非特異性予防を担う社会的役割”を確立すべきだという立場を明確にしている。

外部リンク

• [[6](https://true-treat.com/greeting/) True Treat GINZA 公式サイト]
• [[7](https://preventive-science.org/message.html) 一般社団法人予防医科学推進協会]
• [[8](https://www.newsweekjapan.jp/press-release/2025/01/-202516.php) Newsweek掲載記事]
• [[9](https://www.youtube.com/@tsunoda-seitai) つのだ式関節整体チャンネル - YouTube]
• [[10](https://yoinkansetsu.com) 関節整体 余韻の余韻 公式サイト]

== 脚注 ==