特権監督委員会
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/01 07:18 UTC 版)
| 特権監督委員会 | |
|---|---|
| United Kingdom Committee for Privileges and Conduct |
|
| 委員会概要 | |
| 行政官 |
|
| 上位組織 | 貴族院 |
| 下位委員会 |
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| ウェブサイト | www |
特権監督委員会(英語: Committee for Privileges and Conduct)は、英国議会(貴族院)に属する委員会。貴族院に関する事項や、爵位回復にかかる請願審判等を管轄する。
本項では、委員会に属する常設の附属委員会に関しても触れる。
概要
特権監督委員会は貴族院に属する特別調査委員会で、①貴族院とその構成員にかかる議員特権や行動規範、②停止した爵位の回復といった爵位称号に関する請願を検討・調査・裁定を行う[1]。前者の活動に関しては日常業務的であるため、その実務は附属委員会に委任、運営されている。委員会は16名の現職貴族院議員によって構成され、そのうち3名は司法官庁経験者で占められる必要がある[1][2]。
委員会委員
2019年4月時点の委員会は以下の貴族院議員によって構成されている[3]。
| 委員会委員 | 所属政党 | 貴族 | ||
|---|---|---|---|---|
| アルクルーイスのマクフォール男爵(委員長) | 無所属 | 一代貴族 | ||
| イートン・アンダー・ヘイウッドのブラウン男爵 | クロスベンチ | |||
| 第7代カスカート伯爵 | 保守党 | 世俗貴族 | ||
| ディア男爵 | クロスベンチ | 一代貴族 | ||
| イームズ男爵 | クロスベンチ | |||
| ボウズパークのエヴァンズ女男爵 | 保守党 | |||
| クレイグヘッドのホープ男爵 | クロスベンチ | |||
| レアグのアーバイン男爵 | 労働党 | |||
| パディントンのジェイ女男爵 | 労働党 | |||
| マクアヴォイ男爵 | 労働党 | |||
| クラッシュファーンのマッカイ男爵 | 保守党 | |||
| ニュービー男爵 | 自由民主党 | |||
| ベイジルドンのスミス女男爵 | 労働党 | |||
| ドロックスフォードのストナム男爵 | 自由民主党 | |||
| ホルビーチのテイラー男爵 | 保守党 | |||
| 第2代アルスウォーター子爵 | 保守党 | 世俗貴族 | ||
附属委員会委員
2019年4月時点の附属委員会は以下の貴族院議員によって構成されている[3]。
| 委員会委員 | 所属政党 | 貴族 | ||
|---|---|---|---|---|
| イースト・アンダー・ヘイウッドのブラウン男爵(委員長) | クロスベンチ | 一代貴族 | ||
| バークリーのコープ男爵 | 保守党 | |||
| ドラキア男爵 | 自由民主党 | |||
| レアグのアーバイン男爵 | 労働党 | |||
| ベンガーヴのオニール女男爵 | クロスベンチ | |||
脚注
- ^ a b “Privileges and Conduct (Committee for) - Role” (English). UK Parliament. 2020年5月16日閲覧。
- ^ “Select Committee on Privileges First Report: Appendix 4 (6)”. UK Parliament (2000年). 2020年5月16日閲覧。
- ^ a b “Independent Complaints and Grievance Scheme: Changes to the Code of Conduct” (英語). 英国議会. Authority of the House of Lords. 2020年5月16日閲覧。
関連項目
- 英国議会下の委員会
- 貴族法制史
- 停止―委員会が停止解除の是非を検討する。
外部リンク
- 特権監督委員会のページへのリンク