渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト
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渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト(しぶやあっぱー・うえすと・ぷろじぇくと、Shibuya Upper West Project)は、東京都渋谷区道玄坂二丁目における再開発計画。敷地面積は約13,675m2、延床面積は約117,000m2[1]。開発事業者は、東急、東急百貨店、Lキャタルトン(LVMHグループ)の3社である[2]。
2023年に閉店した東急百貨店本店の跡地に地上34階、地下4階建て、高さ155.7mの超高層ビルを建設し[3]、低層部に商業施設と美術館「Bunkamuraザ・ミュージアム」、中層部に高級ホテル「ザ・ハウス・コレクティブ (The House Collective)」、そして高層部に賃貸住宅を導入する計画である。2025年3月11日に起工式を行い着工しており、2029年度の竣工が予定されている[4]。また、再開発に際して隣接地のBunkamuraについても大規模リニューアル工事を行う計画となっている(後節も参照)。
隣接地「Bunkamura」のリニューアル
この再開発に伴い、東急本店に隣接するBunkamuraは「オーチャードホール」を除いて、2023年4月10日をもって長期休館している。今後は場所を変えて分散営業するが、再開発後にリニューアル再集結する予定である[5]。また、「Bunkamuraザ・ミュージアム」は前述の超高層ビル内の7階に拡大移転する予定である[4]。
これについて、運営会社である東急文化村社長の中野哲夫は2023年2月末に開いた説明会において「開業以来34年活動を続けてきたが、いったん施設を離れて活動するのは1つのピンチでもあります」と述べた上で「フリーハンドが与えられたチャンスととらえて、活動していく」とも話している[5]。
脚注
- ^ “渋谷の新たなランドマーク“Shibuya Upper West Project”が2027年度竣工に向け始動”. 東急株式会社、L Catterton Real Estate、株式会社東急百貨店 (2022年7月21日). 2023年2月1日閲覧。
- ^ 涼介, 本橋 (2021年5月13日). “渋谷の東急本店が23年春以降に解体へ 跡地でLVMH系列の投資会社と施設開発”. WWDJAPAN. 2024年5月21日閲覧。
- ^ “渋谷・東急百貨店本店の跡地に高さ約165メートルの複合施設”. ITmedia ビジネスオンライン (2022年7月21日). 2023年2月1日閲覧。
- ^ a b ““もう一つの渋谷”における新ランドマーク「Shibuya Upper West Project」着工 隣接するBunkamuraとの融合により、同地に息づく文化の継承と発展に向けた、文化複合拠点が誕生へ ~新施設へ「Bunkamuraザ・ミュージアム」の拡大移転が決定~” (PDF). 東急株式会社、L Catterton Real Estate、株式会社東急百貨店、株式会社東急文化村 (2025年3月12日). 2025年9月13日閲覧。
- ^ a b 中山知子「渋谷「Bunkamura」ピンチはチャンス…場所変え分散営業、5年後リニューアル再集結」『日刊スポーツ』2023年3月25日。2023年3月27日閲覧。
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