婬乱とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 婬乱の意味・解説 

淫乱

(婬乱 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 10:22 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

淫乱(いんらん)とは、みだらな行いをほしいままにして、的に乱れていること[1]色欲をほしいままにしてみだらなこと[2]。 しかし古典では、程度を過ごすことという意味で用いられている。

概説

淫乱とは、色欲性欲)のままに、性道徳に合致していない行動をとることや、そのような様を指している。

メソポタミア神話に登場する女神イシュタルは淫乱さと非情さを非難されている[3]。情欲をそそる相手なら、神であろうと獣であろうと賤しい身分の人であろうと、見境なしに性的な関係を持とうとし、関係を持った後にその相手をかならず悲惨な目にあわせた、とされるのである[3]。タンムズという神と関係すれば、彼が死んで地下の死の国に囚われるようにしむけ、アラルという鳥と関係すればその翼を引き裂き、牧人の若者と関係すれば彼を狼に変えたという[3]

礼記』の「大戴礼」では淫乱は七去(妻と離婚できる7つの事由)のひとつとされた。これは『女大学』(1716年刊)にも引き継がれた。

(四) 七去の法。(淫乱・嫉妬・不妊・舅に従順でない・多弁・盗癖・のある嫁は離縁されるべき) — 女大学

桐生操は『世界悪女大全:淫乱で残虐で強欲な美人たち』で、そうした女性としてE・バートリマルゴ王妃西太后則天武后クレオパトラジャクリーン・オナシスなどの名を挙げた。

出典

  1. ^ 広辞苑 第五版 p.212【淫乱】
  2. ^ 大辞泉
  3. ^ a b c 吉田敦彦『日本神話』p.162

関連する文献

  • 桜井亜美(2003) 「純度 100 パーセントの純愛は純度 100 パーセント淫乱の裏返しである」小説 tripper、(特集 100 パーセントの純愛小説)
  • 吉田潮(2007)「どうにもとまらない! 淫乱という生き方」新潮 45 (小特集 セックス放浪記)

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「婬乱」の関連用語

1
52% |||||

婬乱のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



婬乱のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの淫乱 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS