唐姫_(後漢少帝)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 唐姫_(後漢少帝)の意味・解説 

唐姫 (後漢少帝)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 17:42 UTC 版)

唐姫(とうき、生没年不詳)は、後漢少帝辯の妻(正室ではあるが正式な皇后になっていない)。豫州潁川郡郾県の人。父は会稽太守の唐瑁。

生涯

189年、劉辯が即位した。しかし同年、董卓によって廃位され、弘農王に落とされた。翌年、山東で反董卓の連合が起こり董卓を討とうとしたので、恐れた董卓は劉辯を殺した。劉辯は、死の前に妻妾らと酒宴をし「天道易兮我何艱、棄万乗兮退守藩。逆臣見迫兮命不延、逝将去汝兮適幽玄」と歌った。唐姫も「皇天崩兮后土穨、身為帝兮命夭摧。死生路異兮従此乖、奈我煢独兮心中哀」と歌った。一同は皆これを偲び泣いた。最後に、劉辯は唐姫に対し「君は帝王の妻である。吏民と再婚することのないようにな。自愛せよ。これにておさらばだ」と言い残した。

劉辯の死後、唐姫は故郷に帰った。父が再婚させたがったが、唐姫は頑として拒んだという。李傕長安を陥とすと、唐姫を奪い妻になるよう求めたが、唐姫は断った。賈詡献帝にこのことを伝えると、献帝は哀れに感じたため唐姫を迎えて園中に置き、弘農王妃に封じた。

参考資料

  • 後漢書』皇后紀下
  • 『後漢書』本紀



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「唐姫_(後漢少帝)」の関連用語

1
78% |||||

唐姫_(後漢少帝)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



唐姫_(後漢少帝)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの唐姫 (後漢少帝) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS