制限区域 (バスケットボール)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 制限区域 (バスケットボール)の意味・解説 

制限区域 (バスケットボール)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/26 13:51 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
FIBAペイントエリア(restricted area)
3秒ルール拡張仮想レーン
ロワー・ディフェンシブ・ボックス(LDB)図

制限区域(せいげんくいき:Restricted Area)とはバスケットボールの用語である。一般的には、バスケットボールのコート内のゴール周辺に区切られている長方形[1]の区域のであるフリースローレーンは、コート内の他の区域とは異なった色で塗られていることがあり、「ペイントエリア」とも呼ばれる制限区域である。オフェンス側のプレイヤーはこの区域内に3秒を超えてとどまることは出来ない。これに違反することはヴァイオレイションとなり、ペナルティが課せられる[2]

NBAの場合

前述の他にも、各種の制限区域が設定されている。例えばプロスポーツであるNBA[3] では、以前は、ゲームをより動的にするためにゾーンディフェンスが禁止されていたが、更に深い戦術的要素を加えるためにこれを解禁し、それ以降のNBAルールでは、ディフェンスプレーヤーにも3秒ルールが適用され、テクニカルファールに準じたペナルティが科せられる様にルールが変更された。

また、3秒ルール区域は、ペイントゾーンだけでなく、エンドゾーン外へ4フィート延長した仮想レーンでも適用される様に工夫されており、3秒ヴァイオレイション回避に、安易にアウトオブバウンズを利用できなくしている。


NBAでは、この他に、ノーチャージエリアと呼ばれるゴール近傍を円弧と直線で区切った制限区域があり、この中ではオフェンスのチャージングが適用されない。相手からチャージングを獲得することに長けたディフェンダーは両足がエリア外に付いている事を意識してプレーをするなど、プレーも厳密に規定されており、観客を楽しませている。[4]

更に、コート上の4つの単線で区画されるロワー・ディフェンシブ・ボックス(LDB)と呼ばれる、ある種の区域が設定されており、ここでは、ボールを保持しゴールに背を向けているオフェンスに対して、ディフェンダーは上腕および手を触れてディフェンスが許される。格闘技とも称されるNBA特有の激しい鬩ぎ合いが見られる。

このように、NBAの場合、コート上に各種の制限区域が存在するが、Restrict Area(RA),制限区域と言えば前述のノーチャージエリアを指す場合が多く、一般的に制限区域に相当するエリアは3秒エリア、ロワー・ディフェンシブ・ボックスは、LDBと呼ばれる場合が多い。

脚註

[ヘルプ]
  1. ^ 過去は台形の区域であり、日本では2013年5月31日まで、移行猶予期間が設けられている。
  2. ^ Official Basketball Rules”. FIBA.com (2010年4月30日). 2012年3月29日閲覧。
  3. ^ Official Rules of the National Basketball Association”. NBA.com (2008年9月8日). 2012年3月29日閲覧。
  4. ^ ペイントエリアの形と同様に国際ルールが追従し追加ている。


このページでは「ウィキペディア」から制限区域 (バスケットボール)を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から制限区域 (バスケットボール)を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から制限区域 (バスケットボール) を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「制限区域 (バスケットボール)」の関連用語

制限区域 (バスケットボール)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



制限区域 (バスケットボール)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの制限区域 (バスケットボール) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS