交通事故専門士
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交通事故専門士(こうつうじこせんもんし)は、交通事故の被害者救済に役立つ助言、また被害者・加害者間の調整に精通した専門家を認定する民間資格である。NPO法人ジコサポ日本理事長小楠健志により制作、顧問弁護士杉尾健太郎の監修のもと、2013年11月に創設された。
しかし、弁護士資格を持たない者が法律事務に関与することは弁護士法で禁じられており、同資格による活動が「非弁活動」に該当する可能性について一部で指摘がある[1]。
また、運営団体は柔道整復師業界に強く関連しており、交通事故対応に関して業界の立場に偏っているとの批判もある。
概要
初級・中級・準上級・上級の4等級からなり、いずれもジコサポ日本が主催する講習会を受講し、試験に合格する必要がある。また、準上級・上級資格保有者はインストラクターとして、講習会の開催と資格の発行を行うことができる。資格取得者は2025年6月現在1,735名[2]。
沿革
- 2013年(平成25年)11月、浜松市役所で「交通事故専門士資格」の記者発表を行う。
- 2013年(平成25年)12月、第1回「交通事故専門士資格取得講習会」を名古屋で開催。第2回を東京渋谷で開催。
- 総合格闘家の桜井マッハ速人が交通事故専門士資格を取得する。
- 2015年(平成27年)7月、交通事故専門士資格者が1,200名を超える。
- 2015年(平成27年)12月、澤村公康(プロサッカーゴールキーパーコーチ)が交通事故専門士資格を取得する。
- 2016年(平成28年)1月、元文部科学大臣の衆議院議員・塩谷立が交通事故専門士資格を取得する。
- 2016年(平成28年)5月、交通事故専門士資格者が1,500名を超える。
- 2016年(平成28年)5月、衆議院議員の國場幸之助が交通事故専門士資格を取得する。
- 2016年(平成28年)11月、交通事故専門士資格者が1,600名を超える。
- 2017年(平成29年)7月、交通事故専門士のテキストのみの販売を開始する。
- 2018年(平成30年)1月、交通事故専門士オンラインスクールが開講されWeb上で講座を受講し資格を取得することが可能となる。
- 2025年6月交通事故専門士のテキストの電子書籍版の公開が始まる。
- 2025年6月現在、交通事故専門士資格者が1,735名となる。
脚注
- ^ “交通事故専門士|NPO法人ジコサポ日本”. NPO法人交通事故と労災をサポートする会. 2025年9月3日閲覧。
- ^ NPO法人ジコサポ日本交通事故専門士ページ
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