ローマの鐘とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ローマの鐘の意味・解説 

ローマの鐘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/25 02:23 UTC 版)

ローマの鐘(レーベルトとシュタルクの大ピアノ学校のために、サール番号:S.182、ラーベ番号:R.67)はハンガリーピアニストフランツ・リストが晩年期に作曲したピアノ独奏曲である。

概要

フランツ・リストが作曲したアヴェ・マリア作品集の1曲である。演奏される機会が少なく非常に知名度が低い。レスリー・ハワードによると《ローマの鐘》というタイトルはリスト本人に付けられた題名ではなく、《レーベルトとシュタルクの大ピアノ学校のために》が本来の題名であるという。[1]

曲の概要

4/2拍子でホ長調変ホ長調ト長調ハ長調と4つの調、また3段譜面にも変化する。序盤から終盤直前までリスト晩年期の作品に多く見られた甘美で深みのある曲調が展開される。終盤からはラフマニノフの《》を思い起こすような連続した和音とfff(フォルテッシシモ)、trionfante (壮大的に、堂々と)、marcatissimo il basso (非常に強く、はっきりとバスを響かせて)の指示になり、最後は ppp(ピアニッシシモ)、poco a poco dim (徐々に弱く)、smorz (徐々にゆっくりと、弱く)などで消え入るように終わる。[2]

脚注

参考文献





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ローマの鐘のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ローマの鐘」の関連用語

ローマの鐘のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ローマの鐘のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのローマの鐘 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS