ハワイ州道520号線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/25 15:11 UTC 版)
ハワイ州道 | |
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ハワイ州道520号線 | |
Hawaii Route 520 | |
地図 | |
総延長 | 10.22 km (6.35 mi) |
北端 | ![]() |
東端 | ポイプ |
接続する 主な道路 (記法) |
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ハワイ州道520号線(ハワイしゅうどうごひゃくにじゅうごうせん、英語: Hawaii Route 520)は、アメリカ合衆国ハワイ州カウアイ島南部を走る州道である。コロアのハワイ州道50号線(カウマリィ・ハイウェイ)から観光地ポイプ (Poʻipū) 方面へ至る[1]主要アクセス道路の一つとなっている。
路線

ハワイ州道50号線との交差点の南からの区間はマルヒア・ロード(Maluhia Road、ハワイ語で“平和”を意味する)と呼ばれる。交差点から州道520号線に入るとすぐにオオバユーカリの並木道である「ツリー・トンネル」に入る。この並木は道路の両側に1マイル以上にわたって続く。
植樹の経緯には二つの説があり、 一説ではこの地域最大の地主であったクヌードセン一族がぬかるんだクヌードセン峠の道路を安定させるために、この木々を持ち込み植えたとされている[2]。もう一説には、パイナップル王ウォルター・ダンカン・マクブライドが1911年に地域社会のプロジェクトとして植樹したというもので、彼のククイオロノ邸宅の造園で余った500本の苗木を利用したと伝えられている[3][4]。
なおカウマリィ・ハイウェイ(州道50号線)が建設される以前は、ツリー・トンネルは現在の3倍の長さがあった[3]。

州道520号線がコロアの町に入ると、西側にはコロアの製糖工場跡があり、1985年にハワイにおける商業的なサトウキビ生産150周年を記念して設置された碑と彫刻が残されている[5][6]。
道路はコロア中心部でコロア・ロードとT字路を形成し、その後さらに南へ進んでポイプ・ロード(Poʻipū Road)と名称を変える。コロア・ロードは西へ延びてハワイ州道530号線となり、ラワイ方面へと続く。州道520号線はポイプ・ロードとして南進した後東へ分岐し、ポイプの町に通じる。
歴史
マルヒア・ロードの区間は、かつてハワイ州道52号線に指定されていた[7]。
交差する道路
全区間がカウアイ郡に属する。
場所 | km | 行き先 | 備考 |
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0.0 | ![]() |
520号線の北端 | |
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コロア | 5.4 | ![]() |
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ポイプ | 10.2 | ![]() |
520号線の東端 |
脚注
- ^ “FEDERAL-AID FUNCTIONAL CLASSIFICATION UPDATE” (2024年12月). 2025年8月25日閲覧。
- ^ Robert Nilsen. Moon Handbooks: Kaua'i (5th ed). Emeryville, CA: Avalon, 2003. Page 257.
- ^ a b Pamela V. Brown. Paradise Family Guides: Kaua'i (9th ed.). Berkeley, CA: Ulysses Press, 2006. Page 74.
- ^ Jeff Campbell et al. Lonely Planet: Hawaii (8th ed.). Victoria, Australia: Lonely Planet, 2007. Page 519.
- ^ Ray Riegert. Hidden Hawaii (13th ed.). Berkeley, CA: Ulysses Press, 2005. Page 434.
- ^ Sean Pager. Off the Beaten Path: Hawaii (8th ed.). Guilford, CT: Insiders' Guides, 2007. Page 11.
- ^ “Hawaii Highways - Kauai route list”. www.hawaiihighways.com. 2025年8月24日閲覧。
関連項目
- ハワイ州道520号線のページへのリンク