ディーサ (砲艦)とは? わかりやすく解説

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ディーサ (砲艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/15 22:33 UTC 版)

1892年夏の「ディーサ」[1]。艦首が上がっていることから27.4cm砲が陸揚げされているものと思われる[1]

ディーサ (Disa) はスウェーデン海軍砲艦(一等砲艇[2])。「ブレンダ」の同型艦[3]

カールスクルーナの海軍工廠で建造[4]。1874年起工[4]。1877年4月21日進水[4]。同年8月6日に引き渡された[4]

主砲は「ブレンダ」はスウェーデン製であったが、「ディーサ」は比較のためイギリス製のアームストロング27.4cmM/74型砲を搭載した[5]。同砲は1893年に壊れ、15.2cmM/83型砲1門に換えられた[6]。また、12.2cmM/81型砲の設置位置が甲板一つ分上げられ、57mm砲2門が搭載された[4]。「ディーサ」は20口径27.4cmM/76型砲1門と22口径12.2cmM/73型砲1門を搭載した[7]、とも。1888年に25mm機関砲2門が追加された[4]

1906年に監獄船となり、1912年には兵装が撤去されて水路測量任務に充てられた[4]。1917年、母艦に類別され、57mm砲2門が搭載された[4]。1925年6月25日除籍[4]。海防戦艦「スヴァリエ」、「ドロットニング・ヴィクトリア」の射撃訓練で標的として沈められた[4]

脚注

  1. ^ a b "The Swedish 1st Class Gunboats", p. 15
  2. ^ 『海防戦艦』104-105ページ
  3. ^ 『海防戦艦』105ページ
  4. ^ a b c d e f g h i j "The Swedish 1st Class Gunboats", p. 18
  5. ^ "The Swedish 1st Class Gunboats", pp. 14-16
  6. ^ "The Swedish 1st Class Gunboats", pp. 16, 18
  7. ^ 『海防戦艦』104ページ

参考文献

  • 橋本若路『海防戦艦 設計・建造・運用 1872~1938』イカロス出版、2022年、ISBN 978-4-8022-1172-7
  • Curt Borgenstam Jr., "The Swedish 1st Class Gunboats", Warship International, Vol. 36, No. 1, 1999, pp. 13-25



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