あたかも風のようにとは? わかりやすく解説

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あたかも風のように

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 22:46 UTC 版)

音楽・音声外部リンク
アルカン『あたかも風のように』op.39-1
すべての短調による12の練習曲 作品39: I. イ短調 《風のように》 - 森下唯(ピアノ)による演奏、The Orchard Enterprises提供のYouTubeアートトラック。
Jack Gibbons plays Alkan Comme le vent - ジャック・ギボンズ英語版(ピアノ)による演奏、演奏者自身の公式YouTubeチャンネル。
Comme le vent, prestissimamente in A Minor, Op. 39 - ヴィンチェンツォ・マルテンポ英語版(ピアノ)による演奏、Kontor New Media提供のYouTubeアートトラック。
作品冒頭

あたかも風のようにComme le vent)は、フランス作曲家シャルル=ヴァランタン・アルカンの『短調による12の練習曲』作品39の第1曲である。イ短調。プレスティッシマメンテ(Prestissimamente = 160)のテンポが指定され、2/16という珍しい拍子の下に高速な演奏が求められる。本作品は始終静かに進行するが、途中何回か一時的に強打が出現する。

アルカンの他の練習曲がそうであるように、この作品もまた技術的に高い難度となっている。高速で正確な指さばきは勿論のこと、平均4分半の演奏時間の間、右手は23ページを埋め尽くす3連32分音符の長いパッセージを常動曲さながらに弾き続けるスタミナが要求される。

尚、アルカンの初期の作品である『3つの悲愴的な様式による3曲』作品15の第2曲『風』(Le vent)は異なる曲である。カイホスルー・シャプルジ・ソラブジは、初期の『風』をより高く評価し、『あたかも風のように』については「竜頭蛇尾であり冗長」と評していた[1]

出典

  1. ^ K. Sorabji, Around Music, (1932), p. 217

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