Google フォト サービス

Google フォト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 17:58 UTC 版)

サービス

Google フォトは、写真と動画を保存したり共有したりするためのサービスである。もともとGoogle +の機能の一部として提供されていたものが独立したサービスとして提供される際にGoogle フォトとなった。ユーザーはiOSAndroidアプリ、WindowsMac向けのアップローダー、ブラウザなどからクラウドに写真と動画バックアップすることができる。バックアップした写真や動画にはアプリやブラウザからアクセスすることができる。

Google フォトには写真の人物、撮影場所、被写体をExif情報に頼らず自動的に判別し、整理する機能がある。一連の写真からコラージュやアニメーションを作成することもできる。

写真を共有したい場合は、共有フォルダに写真を登録することで可能となる。

Google フォトでは、写真や動画はアップロードされた日付ではなく写真が撮影・作成された日に基づいて時系列に並べられる。したがって、昔撮影した写真をGoogle フォトにアップロードして確認したい場合、検索メニューにある「最近」を選択する必要がある。

なお、Googleは児童ポルノに対しては特に厳しい態度をとっており[2][3][4][5][6]、アップロードした写真の中にそのようなものが含まれると、即座にアカウントが停止される。これは、自分の子供の写真(例えば着替えているところやおむつを替えているところなど)ももちろん対象となるので注意が必要である。アカウントが停止された場合、Google フォト内の写真のみならず、GmailGoogle ドライブなど他のサービスの内容も完全に失われる。

2016年3月15日、Googleはかつて買収したPicasaをサポート終了とし、同年5月1日にGoogle フォトに一元化した[7]

2021年6月1日より適用された新ポリシーにより、新ポリシー適用後、2年間に渡ってGoogle フォトのサービスの利用が無い場合やGmailGoogle ドライブと合わせてでストレージ容量を超過している場合には、早いと2023年6月1日にも、2年間のサービス利用が無い場合にはGoogle フォト内の全てのコンテンツが削除され、ストレージ容量を超過している場合にはGmailGoogle ドライブに保存されているコンテンツを含めた全てのコンテンツが削除される[8]


  1. ^ GoogleフォトをiPhoneで! アプリの初期設定と写真のアップロード方法”. できるネット. 2020年3月8日閲覧。
  2. ^ GoogleがGmail内で保存されている児童ポルノ画像を発見、通報 (2014年8月6日)”. エキサイトニュース. 2020年3月8日閲覧。
  3. ^ GoogleとMicrosoft、検索の児童ポルノ対策を強化、torrentにも拡大”. マイナビニュース (2013年11月19日). 2020年3月8日閲覧。
  4. ^ Inc, mediagene (2014年8月6日). “Gmailから児童ポルノ検出、プライヴァシーは大丈夫?”. www.gizmodo.jp. 2020年3月8日閲覧。
  5. ^ Company, The Asahi Shimbun. “[CNET Japan グーグル、ウェブ上の児童ポルノ撲滅に向けデータベース構築へ]”. 朝日新聞デジタル. 2020年3月8日閲覧。
  6. ^ Googleで児童ポルノやグロテスクなコンテンツがないか監視し続けた男性”. GIGAZINE. 2020年3月8日閲覧。
  7. ^ Google、「Picasa」を「Googleフォト」に統合、5月1日に終了へ”. ITmedia NEWS. ITmedia (2016年2月13日). 2023年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月30日閲覧。
  8. ^ サービスの利用状況と保存容量について - Google One ヘルプ”. Google, LLC. 2020年12月13日閲覧。
  9. ^ 株式会社インプレス (2020年2月19日). “[みんなのケータイGoogle フォトの対応動画の種類の多さに驚いた!]”. ケータイ Watch. 2020年3月8日閲覧。


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