透かし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/01 05:46 UTC 版)
印刷物の透かし
「透かし印刷」とも言われる。肉眼では認識しづらい方法で印刷物に「印」を付け加える方式が一般的である。この「印」部分にはある程度の情報を持たせることが可能であり、設定次第では「誰が」「何時」「何処で印刷したか」等のセキュリティ情報を付与できる。この透かし印刷をした書類等を不正に複写した場合、印にゆがみが生じオリジナルの書類ではない事が識別できるようになる。複写しても残る物もある。
従来のセキュリティ印刷技術は専用機材などが必要であり、パスポートや紙幣など用途が限られてしまっていたが、最近では特別な機材を必要とせずともパソコン用プリンタなどで実現できるようになってきている。
その他工業製品での透かし
画用紙や紙などその会社製品だという証拠のために、メーカーが透かしを漉き入れることがある。透かしが入っている画用紙として、主に水彩紙等が知られている。
脚注
関連項目
参照
- トーマス・ハリー・サンダース (Thomas Harry Saunders)
参考文献
- 紙のはなし編集委員会 『紙のはなし II』 技報堂出版、1992年 ISBN 4-7655-4308-0
- ^ “独立行政法人 国立印刷局 - お札の偽造防止技術~現在発行されているお札~”. www.npb.go.jp. 2022年5月18日閲覧。
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