愛を読むひと
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 08:36 UTC 版)
制作の背景
1998年にミラマックスが原作の権利を取得した。ハンナ役にケイト・ウィンスレット、ミヒャエル役にレイフ・ファインズが配役されたが、ケイトのスケジュール(『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』の撮影)が合わず、ニコール・キッドマンがハンナ役となった。2007年8月から撮影が開始された。2008年1月にニコールが妊娠により降板し、当初配役されていたケイトがハンナ役に起用された。
撮影も当初はロジャー・ディーキンスが担当だったが、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』の契約があったため、クリス・メンゲスに変更された。(エンド・ロールには両者がクレディットされている)
製作のアンソニー・ミンゲラとシドニー・ポラックが他界したため、ドナ・ジグリオッティとレドモンド・モリスを新たに加えた。公開時期を巡ってスコット・ルーディンとワインスタイン・カンパニーが対立し、2008年12月公開が決まったが、スコットは製作から降板した[2]。アカデミー賞の規定ではプロデューサーは3人までとされていたが、今回は4人でも認められた[3]。
舞台はドイツであるが、全編英語による製作である。そのため登場人物名も英語読みとなっている(ミヒャエル→マイケル等)ほか登場する書物もドイツ語ではなく英語のものである。
主な受賞
- 放送映画批評家協会賞:助演女優賞
- サンディエゴ映画批評家協会賞:助演女優賞
- シカゴ映画批評家協会賞:助演女優賞
- ラスベガス映画批評家協会賞:助演女優賞、若手俳優賞
- ゴールデングローブ賞:助演女優賞
- 全米映画俳優組合賞:助演女優賞
- 英国アカデミー賞:主演女優賞
- アカデミー賞:主演女優賞
- ヨーロッパ映画賞:女優賞
- ^ a b c “The Reader (2008)”. Box Office Mojo. 2010年7月15日閲覧。
- ^ 製作者スコット・ルーディンが「愛をよむひと」から降板!
- ^ 『愛を読むひと』にアカデミー協会が例外を認める
- 1 愛を読むひととは
- 2 愛を読むひとの概要
- 3 制作の背景
- 4 外部リンク
固有名詞の分類
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