対魔導学園35試験小隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 14:16 UTC 版)
用語
- 異端審問官
- 魔女や魔法使いを狩ることだけではなく魔導に関わる全てのことを解決する、異端審問会の実行機関。下記の役割が決まっている。
- 鍛冶師(レギン)
- 兵器の整備・開発、対魔導研究などを行う。ただ、最近兵器開発はアルケミストに委託しているので、整備や調整が主な仕事。
- 隠密(バンシー)
- 情報収集、潜入工作を担当する。死亡率は非常に高い。
- 薬師(シーリー)
- 医療全般、対魔導研究、幻想生物の生態調査・保護などを担当。負傷者の治療をする一方で、魔女の生体研究や人体実験を行っている。
- 騎士団(スプリガン)
- 施設や要人の警護、テロ対策などを担当。対魔導強化外骨格「ドラグーン」を使用する部隊もある。
- 魔女狩り(デュラハン)
- 独自に捜査、任意で戦闘を行うことが認められている、異端審問官のエリート。
- アルケミスト社
- 錬金術師を元とする企業。斑鳩や伊砂などの作られた天才を作り、幼少から様々な兵器開発を行わせていた。
- レリックイーターシリーズ
- 『魔女狩り(デュラハン)』のみが限定的に使用を許された兵器。ミスティルテインを例外としてその全てが銃を素体として生まれており、人類にとって忌むべき魔導資産。アルケミストが用意した素体に颯月の力を与え、神器を再現しようとしたもので、ミスティルテイン以外のレリックイーターは彼の管理下にあり、位置の捜索、遠隔操作が可能。
- ミスティルテイン
- 草薙 タケルが所有しているレリックイーターで人格の名前はラピスラズリ。正式名称は「The Malleus Maleficarum Type-Twilight "Mistilteinn"」で黄昏仕様(トワイライトタイプ)と呼ばれている。形状は刀剣。刃物類であれば何でも変形可能。ラピスが神となったことで人格は失われ、ただの魔導遺産となる。
- 《黄昏の付与》(トワイライト・エンチャント)
- 固有魔法。どんな魔法も吸収・攻撃性の魔力へと変換して放つ。変換せずに行使することも可能で、マリの《光の到達点》をホーンテッドにそのまま食らわせ、苦々しい勝利を得ている。この時と同様、マザーグースから神格化を受け取り結果的にラピスが神となる。
- 《神殺しの付与》(ラグナロク・エンチャント)
- 『神狩り化』を成した状態で発動される固有魔法。刀身から発せられた黄昏色の炎により、全ての魔法を吸収・無効化する。
- インノケンティウス
- 鳳 颯月が所有するレリックイーターで正式名称は「The Malleus Maleficarum Proto-Type "Innocentius"」。最悪のレリックイーター、原初の魔女狩りと呼ばれている。「人」の魂を掌握する弾丸を撃つことができ、被弾した対象に命令を下す。対象は一切の感情を持たず命令を遂行する。形状は白いマスケット銃。魔力属性は「魂」。タケルとの決戦を前に颯月によってナグルファルへと変化させられた。
- 【形態変化】ナグルファル
- インノケンティウスにある剣を着剣することにより現れる神器の贋作。魔力属性「神無」。あらゆる魔導を消し去る特性を持つ。固有魔法は《神無の凶弾》(フィンブル・バレット)、《神無の付与》(フィンブルヴェト・エンチャント)。
- カリギュラ
- 鐵 隼人が所有するレリックイーターで正式名称は「The Malleus Maleficarum I "Caligula"」。形状:巨大な漆黒のリボルバー拳銃。魔力属性は「暴君」
- インノケンティウスの後に作られたものであり、対魔性能を有してはいない。その代わり性能がシンプルで強力な力で相手を圧倒する。装填可能弾数は5発。
- 『強さ』を対価として求め、強さが満たされない場合は対象の命を吸う。和眞曰く契約者はろくな奴がいない。固有魔法は《暴虐の付与》(タイラント・エンチャント)。
- マクシミリアン
- 鐵 隼人が所有する2個目のレリックイーターで正式名称は『The Malleus Maleficarum II "Maximilien"』。形状は銀色の巨大なシングルアクション拳銃。魔力属性は「革命」。
- 強力な対魔性能を持つレリックイーター。装填弾数は1発。
- カリギュラとは対照的であり、こちらは直接的な攻撃力が無い代わり特殊な対魔性能を有する。
- 魔弾は被弾相手の物理・魔法・魔道などありとあらゆる「力」を拡散させる。その後、拡散させた力を任意のタイミングで再圧縮・解放が可能。
- 固有魔法使用の対価に『劣勢』を求める。人格は初の契約者である隼人をベースとしており、女性となっている。
- 《天命よ、革まれ》(レジスタンス)
- 自身に害をなす全ての事象をリセットし、エネルギーとして変換する魔法。何倍にも増幅した極小の光を撃ちだす。使用後はあらゆる力が空となるため、隼人といえども膝を着いた。
- ブラッディメアリー
- マグノリア・スカーレットが所有するレリックイーター。形状:小型の回転式二挺拳銃。固有魔法:使用者の降りかかる破壊と再生を逆転させる[鏡越しの惨劇]。魔力属性:「蜂起」
- ヴラド
- 鳳 桜花が所有するレリックイーター。形状:巨大な50口径オートマチックハンドガン。固有魔法:[吸血鬼]。魔力属性:「夜血」
- 対価として、『血』を求める。前任者は峰城。
- ネロ
- 京夜が所有するレリックイーターで正式名称は『The Malleus Maleficarum V "Nero"』。『復讐心』を対価としてその力を増す。契約者からその激情を得るために、復讐心が枯渇せぬように、あらゆる非道を行う。形状:ポンプアクションショットガン。魔力属性:『毒』。ありとあらゆる毒を網羅している。
- アントワネット
- 鳳 陽炎が所持するレリックイーター。形状:ラッパ銃。魔力属性:「攪音」
- イヴァン
- 豪が所有するレリックイーター。形状:グレネードランチャー。魔力属性:「拒絶」
- 信長
- 大野木 彼方が所有するレリックイーター。形状:狙撃銃。魔力属性:「俯瞰」
- 距離が遠ければ遠いほど威力が増すと、完全に狙撃手・援護向きのレリックイーター。
- だいぶ口が軽くノリノリである。
- 妲己
- 姫宮 居織が所有するレリックイーター。形状:ステルス戦闘機。魔力属性:「機巧」
- ヘリオガバルス
- 城ケ崎 衛が所有するレリックイーター。形状:戦車。魔力属性:「竜」
- 妲己と同じく魔女狩り戦争後期に秘密裏に作られたレリックイーター。
- 『竜の鱗』を疑似的に再現できるため防御力に特化しており、また「竜」属性の砲撃も可能と攻防ともにバランスが優れている。
- 魔導遺産
- 魔力の宿った物質。審問会ではランク分けされており、FからSSまで存在する。古くから確認されており、伝説・伝承が残るロストタイプ、現代に出現するものをイレギュラータイプと呼称している。
- 神器
- 魔導遺産の中でも、神々が使っていたと言われる武器。ラピス=ミスティルテイン、カナリアの持つレーヴァテイン、マザーグース=グングニル、流のミョルニル、ホーンテッドが召喚した仮面など。
- ミスティルテイン
- レリックイーターの項を参照。
- レーヴァテイン
- もう一つの黄昏仕様であり、神殺しの神器。第一次魔女狩り戦争においてオロチが用いていた。ミコトとの戦闘で半壊し、人格がなくなっているが、カナリアを主として認めている。
- グングニル
- 人格名はマザーグース。神狩り化に加え、神格化の能力も備える。神話世界と元々の魔道のない世界の衝突により、元の槍としての形から剣としての形へと変化している。ミスティルテインはグングニルの神殺しの力のみを模したもの。
- ミョルニル
- 世界を壊すための神器。レーヴァテイン同様半壊しており、神話世界の断片という不完全な世界であれば一撃で破壊できる。
- 仮面
- ホーンテッドが命のストックを削って召喚した神器。
- 草薙家
- 約1000年前、鬼を討伐し自ら鬼を封印した一族。鬼の力が次世代に受け継がれ、男児には魂が、女児には肉体が宿り、当主は女児に宿る肉体を殺しつくしながら封印してきた。魂の収まる器に大きな差があるため、男児は身体の内側が狭く、女児は広く感じる。唯一の異例は草薙ミコトが一卵性双生児の子供故、ミコトには肉体の宿りが薄く、最初のミスティルテインの契約者となった。現在はタケルが魂、キセキが肉体を受け継いでおり、鬼の肉体は力を増している。
- 草薙諸刃流
- 草薙家に伝わる剣術。約1000年前に鬼を切るために生まれた剣術である。そこから派生してできた対人用の剣術が真明流。身体の負荷を無視して使う技が多く存在する。
- 掃魔刀(そうまとう)
- 脳のリミッターを一時的に解除し、処理速度を加速させる技。肉体駆動にはとてつもない負荷がかかり、無理に動かせば肉は切れ、骨は折れる。
- 鬼ノ心得(おにのこころえ)
- 掃魔刀を超える肉体への負担が掛かる掃魔刀で蓋をしていないと世界がゆっくりに感じてしまう。命名はオロチ。
- 片輪車(かたしゃりん)
- 円を描くように放つ抜刀術。包囲戦用の大振りの技で、多数の敵が一気に襲って来た時のみ有効。
- 蟷螂坂(かまきりざか)・弐式蟷螂坂(にしき~)
- 高所より飛び降りて前面に回転し、自己の体重と遠心力によって大砲並の破壊力を実現できる技。ただし、外し受け身に失敗すれば最悪死亡する。
- 弐式蟷螂坂はタケルが編み出した奥義。天邪鬼+蟷螂坂という高速抜刀からの強力な斬撃。
- 八岐大蛇(やまたのおろち)
- 斬撃を同時に8回繰り出す技。
- 金槌坊(かなずちぼう)
奥義・草薙ノ剣
- 鬼ノ心得を発動させることによって使用できる奥義。かねてから奥義が存在しないことを疑問に思っていたオロチ考案の技。人としての領域を超え、音を置き去り、ただただ光速の斬撃を相手に叩き込む。
秘奥義・天羽々斬
- 鬼が光を追い求め光に限りなく近づいた時に放たれる。タケルは光の世界に触れてそれを放った。
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